誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(58):★★★オイビン Oybin -5-

★★★オイビン Oybin -4- からの続きです

Zittau Vorstadt駅から無料バスで Zittau駅に戻ります。前回は旧市街を中心に歩き、またドイツ・チェコ・ポーランドの三国国境点(Dreiländereck)をバスで往復しただけで、旧市街の外側を見なかったので、今回ちょっとした発見がありました。

旧市街は赤丸で囲んだ部分、バスは青いルートで駅に向かいます。右手にある白い部分は国境の向こう側=ポーランド領ですが、褐炭(あまり質の良くない石炭)の露天掘りを行っている場所です。↓↓ 全貌はこんな感じです。

この動画に写っている大きな建物は「Mandaukaserne(Mandau兵舎)」と呼ばれるもので、「城郭のようなマンダウ兵舎は、市街地の周辺にある町並みを特徴づけている。1869年に完成し、1918年まで軍事目的で使用され、その後は主に居住用として使用されていた。1997年以降、空き家となっている」との解説があります。(地元紙 Zittauer Anzeiger

この建物の保存運動などを行う団体のサイトもありますが、状態はかなり酷いようで取り壊しは免れないようです・・・残念!

19世紀に建てられた軍事関連の建物はこういう様式が多いようですね。左右対称の建物の両端(あるいは四隅)にチェスの駒 rook(英)Turm(独)のようなものがあります。左は Bernburgの兵舎(Kaserne)、右は Schwerinに残るかつての Arsenal(兵器廠)です。

★★★オイビン Oybin -6- に続きます

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