誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(58):★★★オイビン Oybin -6-

★★★オイビン Oybin -5- からの続きです

さて Oybinの紹介記事で、主役であるはずの Oybinに殆ど触れずに終わるというおも気が引けるので(笑)独語 Wikipediaや YouTubeから情報を拾って纏めておきます。

独語 Wikikediaの Oybinの項には「オイビンは、ザクセン州南東部に位置するゲルリッツ郡の自治体で、チェコとの国境にある。

地形と交通
蒸気機関車の走るツィッタウ狭軌鉄道の終着駅で、オイビン山の麓、ゴールドバッハによって形成されたツィッタウ山脈の盆地にある村である。リュッケンドルフ地区は、山の南側にある唯一のドイツ村である。周囲の山々は、Hochwald(海抜749mで自治体の最高峰、ツィッタウ山脈の中で2番目に高い)、Töpfer, der Ameisenberg, die Brandhöhe, der Scharfensteinである。

地質
谷間の盆地は、オイビン山の砂岩の一枚岩に支配されている。砂岩は、この自治体で優勢な岩石である。岩石の強度は地域によって強く左右される。谷底の Rosensteine 及びBienenhaidsteinのあたりは非常に軟らかいが、通常、北と東に向かって強度が増していく。砂岩が最も固いのは Lausitz断層沿いで、第三紀に上昇したマグマによって熱硬化した場所、例えばポッターの北東角では、砂岩がところどころガラス化していることさえある。ハイン地区では、Johannisstein(チェコ語:Jánské kameny)の玄武岩噴出があり、ハイフォレスト(死火山として)の上部はフォノライトで構成されている。

興味深いのは、オイビン地区、特に Hölle地区で数多くの地震が発生したという歴史的記録があることである。1872年3月6日には、「家々が激しく動き、個々の家の住人が恐怖で外に飛び出した」ほどの強い地震が発生した。最後の強い地震は、1901年1月10日に発生した。

歴史 中世
この村の歴史は、オイビン山の城と密接に関係している。この城は、1290年の文献にモイビンと初めて記載されている。それ以前からこの山は開拓され、要塞化されていた。1291年、山の上の城はツィッタウ市によって接収られ、破壊された。その数年後、Heinrich von Leipaによって城は再建され、拡張された。

皇帝カレル4世は、城をさらに拡張させ、1369年にそこに修道院(Cölestinerkloster)を設立させた。1429年9月、フス派の軍隊がオイビン城を包囲した。1429年9月28日、彼らは城を襲撃しようとしたが失敗し、撤退した。オイビンの修道院(Cölestinerkloster)は、1472年にバートデュルクハイム近くのシェーンフェルトのパラティーナ修道院を占領したが、1499年に再び放棄した。

近現代
宗教改革で修道院(Cölestinerkloster)は解散し、修道院と城は荒廃してしまった。

村自体は1873年に早くもサクソン・サマーリゾート協会(Verband sächsischer Sommerfrischen)に加盟している。1890年には狭軌鉄道が開通した。1930年以降、オイビンは健康療養地を称するようになったが、ザクセン自由州の「州が認めた健康療養地(staatlich anerkannten Kurorten)」でも「州が認めた保養地(staatlich anerkannten Erholungsorten)」というわけではない。1970年代初頭のドイツ民主共和国時代には、Pionierferienlager “Rudi Arndt” が設置され、1993年頃まで使用されていた。

1900年頃のオイビン

【”Kurort Oybin” | Imagefilm Dresden, Sachsen, Zittauer Gebirge 4:44】

【Burg und Kloster Oybin | Geheimtipp der Romantiker | Schlösserland Sachsen 1:15】

【Burg und Kloster Oybin | Geheimtipp der Romantiker | Schlösserland Sachsen 18:16】

【ZITTAUER SCHMALSPURBAHN “Mit Volldampf durch das Zittauer Gebirge” – Dokumentation 29:01】

★★★オイビン Oybin の章を終わります。

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