- 2020-1-28
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シリーズ第二回目は、第一回目のゲルリッツ Görlitzから約 40km南にある「ツィッタウ Zittau」をご紹介します。ドイツ語で Dreiländereck(三国国境点:三ヵ国の国境が集合する地点」と呼ばれる場所で、ドイツ・チェコ・ポーランドが集まっており、勿論パスポート無しで越境が可能です。
ドイツ人に Zittauというとかなりの人は「あの旧東独の端っこにある町だね、行ったことはないけど・・・」という感じでしょう。日本人でここのことを知っている人はかなりオタクでしょうね(笑)ということで「知られてないランク」の★は2つ半という感じですが、切り上げて3つ付けておきます。日本語 Wikiはこちら、ドイツ語 Wikiはこちら、市の公式サイトはこちらです。
Wappen | Lage | Data |
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ゲルリッツから ODEG(Ostdeutsche Eisenbahn Gesellschat)という第三セクターの車両で南下します。途中の小さな無人停車場で降りたい時には、ワンマンバスにあるようなボタンを押して止めてもらいます。ポーランドとの国境になっている Lausitzer Neisseというナイセ川の支流がかなり蛇行しており、線路は時々ポーランド側に越境する形で敷設されています。
上の写真は Krzewina Zgorzelecka、ドイツでは Ostritzという駅ですが、窓から見るとポーランドの国境標識柱が見え、その向こうに(Lausitzer Neisse川に架る)橋があり、橋を渡った右手にザクセン州のワッペンが見えるところから、この駅はポーランド側にあることが分かります。東ドイツとポーランドで、同じ社会主義陣営に属していたので問題は少なかったかもしれませんが、それでもゲルリッツには物々しい国境検問と税関検査の施設が有った時代はどんな検査が行われていたんだろうと、ちょっと気になりますね。
ちなみに Ostritzにはシトー派の修道院があります。次回は是非行ってみたいと思っています。
Von Wolkenkratzer – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link