誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(6):★★★ベルンブルク Bernburg -その1-

シリーズ第6回も引き続きザクセン・アンハルト州のベルンブルク Bernburgを紹介します。読み方は「ベアンブルク」って感じですが、日本の大方の書き物の慣例に従っておきます。アスカニア家の傍流のひとつとしての、かつてのアンハルト・ベルンブルグ侯国のレジデンツ・シュタット Residenzstadt(居城・城館のあった町・・・敢えて言えば首都)です。

人口は3万人を少し超えたくらいありますが、旧東独の町にありがちな印象として、そこそこ綺麗にリノベーションはされてはいるけれど「駅前は寂れている」感じで、昼間なのにあまり人が歩いておらず、声も殆ど聞こえず、活気に乏しいという感じです。日本人への知名度は★★~★★★レベルと思いますが、少し特殊な分野でご存知の方はおられるかもしれません。(記事の最後に触れます)
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Map of Anhalt (1747-1793).svg
Von Sir IainEigenes Werk, CC BY-SA 3.0, Link

Wappen Lage Data

アシャースレーベンから鉄道にのり20分少々でベルンブルクに到着します。途中に Gradierwerkという「枝条式」の製塩設備が見えます。このあたりは Salzlandkreisと呼ばれるように、地下水に塩分が含まれており、そこから製塩したり、塩分を含む水分を空気中に飛ばし喘息の治療をする施設が見られます。ベルンブルクの駅前は閑散としています。
駅前から Auguststrasseを北に歩き Liebknechtstrasseを右折して Karksplatzに着きます。お城の様な形をした、かつての兵舎を利用したお役所があります。そこから Rathausまで歩いて行きます。それにしても殆ど人に会いません。

お城は小高い丘の上にあり、そこから Saale川を見下ろすすことができます。

Bernburg Castle on the Saale river
By FranzfotoOwn work, CC BY-SA 3.0, Link

★★★ベルンブルク Bernburg -その2- に続きます。

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