誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(44):★★★ゾースト Soest -9-

★★★ゾースト Soest -8- からの続きです

さて日付も変わり、朝から仕事にでかけます。鉄道が通っていない目的地なので、タクシーで移動です。朝食は、まあドイツのホテルのスタンダードという感じで(それが好きなんですが(笑))特段ヴェストファーレンの特色は出していないように見えます。まあ、パンは地元のパン屋からの仕入れでしょうし、野菜や卵もローカル調達とは思います。

↑↑ 上の動画は Warsteinという、ビールで有名な町の入り口あたりをタクシーの中から撮ったものですが、左手にお城らしき建物が見えます。動画の中から地名や店の名前を拾ったり、ルートの中からロータリーなどを特定して、どうやら ↓↓ の位置らしいと絞り込みます。この建物は「Deutschordenskommende Mülheim」のようです。日本語訳は難しいのですが、ドイツ騎士団の関係の由緒ある建物のようです。↓↓ 画像はクリックすると拡大します。

さて Soestの章を終える前に、あと2件だけ紹介しておきたいものがあります。一つは Rathaus、もう一つは Allerheiligenkirmesです。Rathausは St.Patokli Domのすぐ横にあります。

Allerheiligenkirmes諸聖人の日=11月 1日Allerheiligen)の次の水曜日に始まるお祭りです。

アラーハイリゲンキルメスは、ノルトライン・ヴェストファーレン州で最も古い祭りで、2019年で 682回目を迎えた。ゾースト市の文書館長であるゲルハルト・ケーン氏は、「ゾースター・キルメスは、この時代(1100年前後を意味する)にさかのぼることができる」と語る。しかし、1338年に羊皮紙に書かれた現存する最古のゾーストの町の記録まで、その記録は残っていない。そこには、「Item de wrighe kermesse constat VI s.」と、目立たない、かろうじて読める程度の記載がある。

毎年、ヴェストファーレン州の中心部の計 5日のキルメスに約 100万人(2019年:130万人)が訪れる。特別なのは、ファッハヴェルクの家屋と教会の間にある遊園地のような雰囲気で、多くの人が「家庭的」と感じ、ゾーストの旧住民が万聖節(諸聖人の日)のためにゾーストを訪れることを確実にしている。万聖節を象徴するのは、シンプリシウス・シンプリシムスをモデルにした「ゾースター・イェーガーケン」という人物である。聖ペテロ教会の奉献を記念して、第 1回の Allerheiligenkirmesを開催した。

Die größte Altstadt-Kirmes in Europa! | Allerheiligenkirmes Soest 2019

★★★ゾースト Soest -9- の章を終わります。
シリーズ:誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte に戻ります。

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