国境あちらこちら(30):ドイツ・ベルギー国境 鉄道線路跡

↑↑ ドイツとベルギーの間になにやら不思議な国境があります。地図ではちょっとわかりにくいですが。一見するとドイツの飛び地がベルギーの中にあるように見えます。

拡大してみるとそこは二重線になっており、ベルギー領はそれに挟まれた狭い土地のみということが分かります。

Strecke der Vennbahn
Gemeinfrei, Link

RAVeL-Ondenval 005.jpg
Von DuhonEigenes Werk, CC BY-SA 3.0, Link

実はここにはかつてプロイセンが敷設・営業していた Vennbahnという鉄道が通っていたのです。その後、第一次大戦や第二次世界大戦、その戦後処理を通じて今日の国境が画定されていきますが、今日に至るまでベルギーはこの鉄道線路(跡地)の領有権を放棄していないので、こういう形で残っているのです。詳しくはこちらをご参照ください。

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