- 2021-8-24
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トルガウを訪問したのは 2019年 10月 5日(土曜日)、所用で泊まっていたライプツィヒから、週末に手軽に行けるところとして、今回はここにしました。ライプツィヒから鉄道で東北東にほぼ直線の路線を約 40km、Sバーンなら小一時間、RE(Regional Express)なら 40分足らずで到達します。エルベ沿いに上流のドレスデン、下流のマクデブルクとの真ん中、ややドレスデン寄りにあります。両都市とも大爆撃を受けましたが、人口数十万人規模の両都市に対して、ここは二万人足らずだったので難を逃れたのでしょう。
ライプツィヒは人口約 60万人の大都市で、いろいろな意味で知名度も高く「Unbekannte deutsche Städte」の趣旨には添わないため、少なくともこのシリーズではご紹介する予定はありません。逆に、ここで今回の遠足(Ausflug)の起点となったライプツィヒ中央駅くらいには触れておかないと、機会を失うかも知れないので、少しだけ動画と画像をアップしておきます。
独語 Wikipedia(日本語 Wikipediaはこちら)に詳しい解説がありますが、とにかく巨大です。普通のカメラでは正面から全景を撮ることさえできません。ドイツ連邦鉄道の駅などの運営会社 DB Station & Serviceによる駅のランク付けでは、21ある最高ランクの駅のひとつに選定されています。↓↓ 画像をクリックするとスライドショーになります。
さて、巨大なライプツィヒ中央駅からトルガウに向かって、Sバーンで 8分・3つ目の駅「leipzig-Thekla」はこんなに残念な姿になっています。このシリーズでも何度か採りあげましたが、旧東独のローカル駅は無人駅化が進み全般に荒れた姿になっているのです。
賑わっている東京駅から3つ目の駅が廃墟・・・ってこれは考え難いですが、無理を承知で例えるならば・・・四国は愛媛県の松山駅。松山の人口は50万人強で、約60万人のライプツィヒとまあ同格。JR松山駅は賑わっていますが、3つ手前の堀江駅は無人駅となって寂しい限り。昭和40年代頃までは、広島県の仁方と堀江を結ぶ国鉄連絡船「仁堀航路」の乗換え駅として賑わっていたものが、本四架橋で廃止となり駅も無人化して・・・まあ、それと似ていますかね。
途中駅です ↓↓画像はクリックすると拡大します