- 2021-11-12
- ブログ
★★★ルードヴィッヒスルスト Ludwigslust -6- からの続きです
右の画像は DB(Beutsche Bahn)のスマホアプリで、Ludwigslustから Schwerinに行く列車を表示させたところです。この、ドイツ連邦鉄道のアプリはヨーロッパを鉄道で移動する際には必須の「神アプリ」と思っています。
Umst.とは Umsteigung(乗換え)という意味で「0」は直通を意味します。1時間に一本は直通列車が出ており、30分ちょっとで結んでいることが分かります。REは快速列車で正式名称は Regional Express、RBは快速・普通列車で Regio Bahnです。
さて、この直通列車の間に「2回乗り換えて時間はかかるけれど、運賃は €2.50(約 325円)安いという選択肢が表示されています。次の直通列車を待つより、Schwerinに 11分早く着ける。でも 2回も乗り換えるのか?
RUF-RUF-REとあるけれど、そもそもRUFってなんだ?聞いたことないぞ?
↓↓地図で経路を比較してみると、直通の方は素直な鉄道路線に見えますが、もう一方はかなり迷走気味に走った後、ハーゲナウ(綴りは Hagenow)から REで鉄道路線に繋がるように見えます。
ということで「RUF」って何だ?ということを調べてみます。詳細を見てみると「Rufbus」とあり、URLが書いてあって「bestellen(注文する)」とあります。バスを電話でオーダーしろということかな?
まずは Wikipediaで Rufbusを検索すると、そのものズバリは無く、こちら(ÖPNV-Sonderformen)に転送されます。
まず ÖPNV(Öffentlicher Personennahverkehr)とは「公共旅客近郊輸送とは、公共交通機関(ÖV)の一部として、道路、鉄道、水路、ロープウェイによる基本的なサービスの枠組みの中で行われる旅客輸送を指す言葉である。「近郊旅客輸送」という言葉があるにもかかわらず、一部は地域輸送にも見られる。 この言葉は、個人輸送(公共ではない)、貨物輸送(旅客ではない)、長距離輸送(地方ではない)とそれぞれ一線を画すものである。」
次に、ÖPNV-Sonderformenとは「公共交通機関の特別な形態とは、都市、地方、地域の交通機関における地域公共交通機関の需要に応じたバリエーションである。
通常の交通機関のように、リクエストに応じて通常の公共交通機関の運賃でいつもの停留所に寄る定期バスから、決まった出発時間にドアからドアへと個別に移動するタクシーまで様々である。
これらのサービスの名称は、サービスそのものと同様に、Anrufbus(コールバス)、Bedarfsbus(オンデマンドバス)、Bus-auf-Knopfdruck(ÖBB-Postbus)、Anruflinienfahrt(コールライン・トリップ)、Anruf-Sammel-Taxi(コール・シェアード・タクシー)、あるいは Radiobus(ミラノ、チェコ共和国)、Publicar(スイス)、あるいは例えば Belbus(オランダ語:bellenはドイツ語の anrufen)など多岐にわたる。
多くのコールバス路線と並行して、通常のバスは主に通学時間帯、時にはラッシュアワーの時間帯にも乗客数が大幅に増加するため、運行を続けている。」とあります。想像するに、バス路線でも通学・通勤などに使われる幹線は大型バスの運行が必要だけど、過疎地の路線では「空気を運んでいる」ような状況もある、必要に応じてバスを呼んで走らせる仕組みを作った。タクシーはオンデマンドでも「個人輸送」だが、あくまで乗り合いの公共輸送の枠組みで・・・ということでしょうか。
次に URLにアクセスしてみます。
ルーフバスの利用方法
ルーフバスのご注文は、ルーフバスセンター(0383 616161)にお電話いただくか、オンラインのルーフバスフォームからいつでも行えます。ご注文はルーフバスセンターの営業時間内に処理されます。月曜日から土曜日の 06:00から 18:00まで。日曜、祝日、12月 24日、12月 31日はご注文をお受けできません。事前登録の時間は最低でも2時間。この事前予約の時間がルーフバスセンターの営業時間内に収まらない場合は、前日に注文する必要があります。
ルフバスの旅費はいくらですか?
現在の VLPの料金表が適用されます。つまり、チケット代は通常のバスと同じで、それに加えて、1旅程、1人あたり 1ユーロのサービス料という形で、快適性を高めるための追加料金が発生します。シングルチケット、マルチトリップチケット、シーズンチケット、グループチケットが購入できます。サービス料は、各旅程の開始時に徴収されます。
2016年12月11日にコールバスが到着
2016年11月28日のSVZ Parchimのローカルページの新聞記事。
パルヒム(Parchim)とプラウ・アム・ゼー(Plau am See)の間のルーフバスを見た乗客はまだいません。新システムは、2週間後の時刻表変更とともに開始されます。それに伴い VLP(Verkehrsgesellschaft Ludwigslust-Parchim)の準備はフルスピードで行われています。現在、改造された VWキャディがパルヒムで使用できるようになっており、ローラーや機械式リフトにも対応しています。バス会社は、どのルフバスがいつ、どこに向かって走っているのかを、数日後にすべてのレターボックスに届くタイムテーブルシートで知らせてくれます。「ルフバスの先兵 」です。
一つだけ確かなことは、Rufbusによって移動性が顕著に向上するということです。区議会で決定された新しいバスサービスは、まずパルヒムとプラウ・アム・ゼーの間で試験的に開始され、その後、区内全域に拡大される予定です。当初、4万人の住民が恩恵を受けることになりますが、そのうち 1万 6千人は主要ルートである 77号線(Parchim – Malchow)と735号線(Meyenburg – Güstrow)から離れている場所の樹民です。VLPはまず、ルーフバスが運行する 450の停留所を記録しました。
また、主要路線(Parchim, Lübz, Plau am See, Ganzlin)の乗り換え地点への接続も可能です。ルーフバスの大部分の拠点は、乗り換え地点から最大 30分の移動時間を要します。また、ルフバスは 6つのゾーンごとに時刻表があるので、勝手に移動するわけでもなく、自動で来るわけでもなく、呼びかけて初めてやってくるのです。VLPの人々は、乗客に接続を保証します。
今までと何が違うのか?通学時間帯には、スクールバスをご利用いただけます。しかし、休日になると、接続数が格段に増えます。Lübzの近くにある Benzinのような村では、休日に 2回だった Lübzへの旅行が 8回可能になりました。VLPのマネージングディレクターであるシュテファン・レーゼル氏は、パルヒムープラウ間の新サービスの目的は、より多くの乗客に公共交通機関を利用してもらうことだと語っています。
★★★ルードヴィッヒスルスト Ludwigslust -8- に続きます