誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(51):★★★グライツ Greiz -13-

★★★グライツ Greiz -12- からの続きです

お城の上階は博物館になっていて、下の城と同様、グライツの歴史や出土品などが展示されています。細かい解説は省略し画像のスライドショーをご覧ください(手抜き(笑))

Doppelkapelle

ひとつだけ、ちょっと聞きなれない言葉「Doppelkapelle(二重礼拝堂)」というのが出てきたので掘り下げておきます。市の公式サイトのガイドのページには「上の城にある博物館の特別な点のひとつは、修復作業中に再発見された 12世紀のロマネスク様式の二重礼拝堂である。グライツのロマネスク様式の二重礼拝堂は、12世紀末のグライツ城郭群の卓越した重要性を示す歴史的な例である。このような神聖な建物は非常に珍しい」・・・と、比較的最近発見されたもののようです。

独語 Wikipediaには「Doppelkapelle(二重礼拝堂)あるいは「Doppelkirche(二重教会)」とは、2つの共同礼拝室や典礼機能の異なる礼拝堂を上下に配置した建物のことである。多くの場合、地下に葬儀用のチャペルがあり、その上に上階の祝賀用の教会がある。二重礼拝堂が建てられた(とされる)城の特徴は、世俗的あるいは教会的な貴族の城であることである。つまり、伯爵、地主、侯爵、公爵、司教、教区の城や、王家の城、宮殿などである。このように、中世の貴族の地位を表すために、二重礼拝堂は重要な役割を果たしたと結論づけられる」・・・とあり、一般には高い身分の城館にステータスシンボルとして設置されたようです。

2005年から 2006年にかけて、グライツ城の上の城からロマネスク様式の二重礼拝堂跡が発見されたとき、これは城郭研究のセンセーションとなった。グライツ城は、ヴァイダとプラウエンの吏族(当時は下位貴族)の公邸として(推定1190年頃)建てられたからである。王家に代わってヴァイダ、プラウエン、エゲルといった地方の城や領地を管理する「だけ」の貴族たちだったが、グライツの新しい祖先の城に代表的な二重礼拝堂を置いて身分を誇示しようとしたのは明らかである」・・・とのことです。

★★★グライツ Greiz -14- に続きます

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