誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(51):★★★グライツ Greiz -12-

★★★グライツ Greiz -11- からの続きです

地下の展示室や廊下に、子供の背丈ほどの、どこかで見たことのあるフィギュアが置いてあります。レゴ(LEGO)と並んで人気のあるプレイモビール(Playmobil)というプラスチック製の人形のシリーズで、デンマーク製のレゴが小さいピースを組み合わせて形を作っていくのが基本形なのに対して、プレイモビールは様々なテーマに沿ったフィギュアやパーツがセットになっています。最近のレゴもそういう傾向がありますね。

独語 Wikipediaによれば「Playmobilはシステム玩具であり、ドイツのニュルンベルク近郊のツィルンドルフ(Zirndorf)に拠点を置く Horst Brandstätter Groupの一員 geobra Brandstätter Stiftung & Co.のブランドである。当初は、プラスチック製の高さ 7.5cmの人間をかたどったのプレイフィギュアが主役だった。一方で、例えば内装付きの建物をデザインできるような、さまざまなパーツやキット全体が用意されている。

1974年、最初のフィギュアは騎士、インド人、建設作業員で市場投入が行われた。プレイモービルの発明者は、パタンナーであり、その後開発責任者となったハンス・ベック(Hans Beck)である。彼は、会社のオーナーであるホルスト・ブランドステッター(Horst Brandstätter)の依頼で、新しい遊びのシステムのアイデアを実現させた。「プレイモビール」というブランド名も、ハンス・ベックとホルスト・ブランドステッターにさかのぼる。特徴的なブルーの文字は、アーティストでありグラフィックデザイナーでもあるライナー・ウィリングシュトルファー(Rainer Willingstorfer)がデザインしたものである。レチューザ(Lechuza)ブランドもプレイモービルに加え、2000年からはホルスト・ブランドシュテッターグループに属している。」・・・ということで、プレイモビールの発案者のハンス・ベックがグライツ出身だったんですね。

ただ「ベック(* 6. Mai 1929 in Greiz; † 30. Januar 2009 in Markdorf)はテューリンゲン州のグライツで自営業の商人の長男として育ち、10歳の時にはすでに弟妹のために小さな乗り物やフィギュアを作っていたそうである。父の知り合いのところで、大工の見習いを始めた。そして、1948年、ソ連占領地域から西側に逃れ、バンベルクの会社で大工の見習いを終えた」・・・とのことです。

「胸像は、プレイモービルフィギュアの「生みの親」であるハンス・ベック。ハノーファーで開催されたエキスポ 2000のドイツ館にある「アイデアワークショップ」で展示された。万博の設計者は、この胸像を正しい視点で捉え、3体の大きなプレイモービルフィギュアに支えられ、最も人気のある小人の発明者のライフワークが称えられた。」・・・とあります。(ハンス・ベックに関する独語 Wikipediaはこちら

プレイモビールは特定の人物をモデルにしたフィギュアを作ることがありますが、その最大のヒット作は 2017年の「宗教改革 500周年」に向けて発売されたマルティン・ルターでしょう。独語 Wikipediaにも項目があるくらいで、それによると「2016年1月には40万個、2017年4月には75万個が販売された。 2017年半ばには100万個を超えた。Playmobil Lutherはプレイモービルの歴史の中で最も成功した単一フィギュア」とのことです。

もうひとつ、右の「アヒルのルター」君も大ヒットしましたけどね(笑)

日本にもファンはおられるようで・・・例えば、ドイツ食品の伝道師で「ドイツパン大全」などの著者としても有名な森本智子さんは、時折遊び心満載のルター君の小話を facebookにアップされています(笑)

★★★グライツ Greiz -13- に続きます

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