誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(22):★★★バート・ランゲンザルツァ Bad Langensalza -3-

★★★バート・ランゲンザルツァ Bad Langensalza -2- からの続きです

Lange Straßeを進んで行って旧市街に入ります。Rathausの傍にはちょっと珍しいモニュメントがあります。


特に何もない町・・・なんて失礼なことを思っていたら、Wikipediaには「バート・ランゲンサルツァは、旧市街の豊かな歴史的建造物が証明しているように、テューリンゲン山脈の盆地で歴史的に最も重要な町の一つです。城壁に囲まれた面積は 50ヘクタールに及び、隣接するエアフルト、ミュールハウゼンに次ぐ、チューリンゲン州で 3番目に大きな旧市街です。バート・ランゲンサルツァは、旧市街の南西部で直接採石できるトラバーチンで作られた大きな教会や強固な城壁があるように、街は非常に繁栄していました。1990年からは旧市街が広範囲に復元されました。」という記述があります。へえ、そうなんだ・・・エアフルトは確かに今も繁栄しているけど、ミュールハウゼンに次いでテューリンゲンで3番目に広い旧市街・・・もう一度行かなきゃ(笑) ラートハウスの周りには Weihnachtsmarktと、通常の Wochenmarktの屋台が並んでいます。

興味深い石碑が建っています。所謂「マイルストーン」というやつで、Kursachsen(ザクセン選帝侯領)時代の郵便のマイル標識のようです。よく見ると「モスクワーアムステルダム」を結ぶヨーロッパの遠距離郵便路の一部だったとの記述があります。もう一つはラートハウスの壁に取り付けられている「プロイセンの長さの単位」を示すもので、「メートル原器」の類といったところです。今日ではメートル法に統一された計量単位ですが、それまでは各国でバラバラでした。ここにあるプロイセンの単位は、古くはドイツ騎士団国時代の 1233年に導入された歴史的な単位です。

ポーランドのキャンディやヌガーの量り売り。旧東独のあちこちのマルクトで見かけますね。※よく見ればのこちらで紹介したマイニンゲンの路上で店を出していたのと同じ業者でした。「polnische süßigkeiten」というプレートの右下が欠けています!

地元の肉屋のものですが、一般的なテューリンガーよりちょっと短くて太目な感じです。旨い!これは間違いない(笑)
★★★バート・ランゲンザルツァ Bad Langensalza -4- に続きます

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