誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(22):★★★バート・ランゲンザルツァ Bad Langensalza -4-

★★★バート・ランゲンザルツァ Bad Langensalza -3- からの続きです

旧市街の主要な建物を巡って歩きます。ドイツの町でラートハウスと、町の中心になる教会は同じ広場に面していることが多い印象ですが、ここはマルクト通りを挟んで少し離れて建っており、その各々に小さい広場がある感じです。

Wikipedia によると「旧市街の最も目立つ建物は、マルクト教会(Marktkirche)です。ランゲンサルツァ・トラバーチン(後述)を使ったゴシック様式で建てられ、チューリンゲン州最大級の町の教会です。また、高さ 81mの塔は、遠くからも見えるランドマークです」とあります。そういわれてみれば確かに大きく威圧感はありますね。

トラバーチンTravertin)」という石材の名前が出てきましたが・・・ドイツ語風に読めばトラフェアティンでしょうか(笑)・・・「石灰質化学沈殿岩」ということで、緻密、多孔質、縞状など、多様な構造をもつ石材です。特にこの辺りで産出するものは Langensalzaer Travertinと呼ばれ、ドイツ各地の建造物に使われているようです。

Wikipediaによると「旧市街にある 2つ目の大きな教区教会(Pfarrkirche)は、歴史ある Jacobsvorstadtの教区教会として機能している後期ゴシック様式の 3つの身廊を持つバシリカであるベルクキルヒ教会(Bergkirche)です」とあります。上の写真は「Stadtmuseum im Augustinerkloster」(博物館)の前にある石像の地点から Bergkircheを臨んだところです。この石像はプロイセンの「ウラーネン第6連隊」の記念碑だそうですが、ミリタリー分野は奥が深いので深入りはしないようにします(笑) ちなみに「ウラーネン」とはこんなのだそうです。深入りするとハマってしまいそう(笑)

2017年は、ルターがヴィッテンベルクの Schlosskircheの扉に95箇条の論題を打ち付けたとされる 1517年から 500周年記念ということで、ドイツ中のエヴァンゲリッシュ(福音派)教会はその記念行事で盛り上がっていました。ここにもそのアイテムがありました。

★★★バート・ランゲンザルツァ Bad Langensalza -5- に続きます

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