誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(60):★★★ニースキー Niesky -1-

ザクセン州の「ニースキー Niesky」をご紹介します。

ニースキー・・・なんとなくドイツ語っぽくない響きですが、非知名度ランクは間違いなく★★★でしょう。この町も気持ち的には★4つかなあ(笑)

場所はゲルリッツから北北東に約 20km、鉄道なら2駅で 17分です。何故こんなところに行ったのか?今夜はコインロッカーに荷物を預けてあるドレスデンに行って泊まるのですが、そちらの路線に乗る前に 17分で行くことができて、なんとなく町の名前が気になったここに立ち寄ってみたという次第。特段なにかを目指したわけではありません(笑)

独語 Wikipediaによれは Nieskyという町の名前は「チェコ語に由来し、nízkýはドイツ語で『低い niedrig』という意味である。ボヘミアの山々に比べて、彼らの土地は低いところにあった。同時に、この地名は、宗教的な理解において、人間が神の前でいかに平凡で、小さく、卑しい存在であるかを強調するものであった」とあります。

この町の歴史はそう古いものではなく「1742年に Herrnhuter Brüdergemeine モラヴィア兄弟団の植民地として設立されたばかりのニースキーは、ゲルリッツ地区で最も若い町の一つであるが、すぐに地域的に重要な場所へと発展していった」とあります。

Wappen Lage Data

町は直線道路が交差する形で構成されており、自然発生的なものではなく、人為的・計画的に造られたことを伺わせます。

左手に白っぽい剥き出しの地面が見えますが、ここは「Heim-Gruppe」という建設資材会社の所有で「砂利砂の露天掘り鉱 Weiße Grube Seeは、鉱山当局の正式な詩的な名称であり、1994年からハイムグループの所有となっています。もともとここでは、道路建設や土木工事のための材料が乾式切断で採取され、コンクリートやアスファルト産業用の砂利が生産されていました。砂利採取以降、現在は掘削した土で埋め戻されています。

ニースキーのバイオガスプラントは、ハイムグループが出資する近隣のアスファルト工場に廃熱を供給しています。この熱をできるだけロスなく放出するために、工場の熱電併給装置はアスファルト工場に特別に移設されました。しかし、まだ終わりではありません。掘削した材料の埋め戻しが終わり次第、数年後にはNieskyの敷地内に最新の太陽光発電所が建設される予定です」とあります。

一雨きそうな、不穏な雲行きです。駅前には誰もいない土曜日の朝・・・

★★★ニースキー Niesky -2- に続きます

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