誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(58):★★★オイビン Oybin -1-

ザクセン州の「オイビン Oybin」をご紹介します。

「オイビン Oybinなんて地名、ご存じでしたか?」って訊く方が野暮というものでしょうね。自分でもニッチなところに踏み込んじゃったもんだなあと思ってます(笑) 非知名度は★★★でいいでしょう。ただ、一部の、私と同じようなオタク趣味の方にとっては(その分野に限っては)星の数は減るかもしれませんね。もうバレちゃったか(笑)

下の略図に示されているように、位置は旧東独の東南の端っこにあります。ん?ここってドイツ・チェコ・ポーランドの三国国境点のあることで知られた「あの町」がありますよね?まあ「知られた」と書くのもちょっと言い過ぎではありますが、既に「★★★ツィッタウ Zittau」という町を紹介済みです。え?ここも★★★じゃんかって?(笑)このシリーズの2回目でご紹介で、今思うとまだフォーマットが固まっていませんね。その内、加筆修正しよう(笑)

既にネタバレもいいところですが、今回の行き先についてはツィッタウの2回目でガッツリ触れていますね(笑)

Wappen Lage Data

独語 Wikipediaはこちら
自治体の公式サイト
ここにある同名の山に関する独語 Wikipedia

さて、今回はここに辿り着くルートと、その「戦略」をご紹介します・・・ま、そんな大袈裟なモンじゃないですけど(笑)

まず、泊まっていたのはテューリンゲン州のゲーラ(Gera)ですが、この後の旅程でプラハの友人を訪問し、その後ベルリンに移動して数泊し、そこでの展示会を視察する予定があります。プラハに鉄道で行くにはドレスデンに宿泊して EC(ICの国際版)で往復するのが便利・・・ということで今回の Oybinを含めザクセン州の東南部に割り当てられるのは1泊・・・

まあ、基本は最短距離で Geraから Zittauまで。Gera-Leipzig、Leipzig-Dresden。Dresden-Zittauと乗り継ぐのが基本です。では出かけましょう。

ライプツィッヒまではローカル列車(RE)で行きます。このスーツケースが既に 30kgくらいあるんですよ・・・毎回「よせばいいのに」と思いつつ書籍を買いこんじゃうんです(笑) ドイツの本は・・・いい紙を使っていて、ともかく重い!

ライプツィッヒからドレスデンまでは ICEで行きます。

ICEの食堂車です。日本では絶滅してしまったのが残念です。まあ、日本にも企画列車として残ってはいますが、定時運行する普通の列車の編成に組み込まれている食堂車・・・これが無くなってしまったのは残念至極です。

で、ここがツボなんですが、最短の経路検索では Dresden-Neustadtで降りて、Zittau行のローカル列車が表示されていました。私はこれを敢えて無視して ICEの終点としての Dresden Hbf(中央駅)まで行きます。そしてこの駅のコインロッカーに重たいスーツケースを預け、一泊分の下着と他の最低限のアイテムだけを小ぶりなリュックに詰め替えて、Zittau行きのローカル列車に乗り換えるのです。

ポイントは「全行程を、重たいスーツケースを持ちありく必要は無く、どこかに「ハブとなる駅」を設定して、そこに思いスーツケースを預ける・・・ということです。こうすることで身軽な旅行が可能になります。ただ、すべての駅にコインロッカーが設置されているわけではないので、事前に確認しておく必要はあります。

さて、ドレスデン中央駅からツィッタウに向かうローカル列車に乗り込みます。ちなみに今夜の宿は、私のお気に入りの町「ゲルリッツ」です。

★★★オイビン Oybin -2- に続きます

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