- 2022-8-16
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★★★ ルードルシュタット Rudolstadt -11- からの続きです
ルードルシュタットの公式サイトには「Rudolstadt, Schllers hemliche Geliebte(シラーが密かに愛した町)」というサブタイトルとシラーのイラストが描かれています。
劇作家・詩人のフリードリッヒ・シラー(Friedrich Schiller)が、この町に暮らしていたレンゲフェルト家の次女・シャルロッテ(Charlotte von Lengefeld,1766-1826 )と結婚したことに由来します。二人が住んだ家は Schllerhausと名付けられ博物館とイベント会場などに使われ、その通りも Schillerstrasseと名付けられています。
シラーについては「ゲートのお友達」とか「Beethovenの第九の合唱曲の詩を書いた人」とか程度の知識しかなく、「群盗”Die Räuber”(1781)」とか「オルレアンの少女”die Jungfrau von Orleans(1803)」とか「ヴィルヘルム・テル”Wilhelm Tell(1804)」などの作品も名前を聞いたことがある程度で読んだことはなく・・・ドイツの文学史や精神史のなかでどのくらい重要な人物だったのか・・・などという評価はとてもできる立場にありません。
日本語 Wikipediaによれば「ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー(ドイツ語: Johann Christoph Friedrich von Schiller、1759年11月10日 – 1805年5月9日[1])は、ドイツの詩人、歴史学者、劇作家、思想家。ゲーテと並ぶドイツ古典主義(Weimarer Klassik)の代表者である(初期の劇作品群はシュトゥルム・ウント・ドラング期に分類される)。独自の哲学と美学に裏打ちされた理想主義、英雄主義、そして自由を求める不屈の精神が、彼の作品の根底に流れるテーマである。青年時代には肉体的自由を、晩年には精神的自由をテーマとした。彼の求めた「自由」はドイツ国民の精神生活に大きな影響を与えた。
劇作家として有名だが、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」の原詞で最もよく知られるように、詩人としても有名である。シラーの書く詩は非常に精緻でありかつ優美であるといわれ、「ドイツ詩の手本」として今なおドイツの教育機関で教科書に掲載され、生徒らによって暗誦されている。」とのことです。(独語 Wikipediaはこちら また Schillerhausに関する独語 Wikipediaはこちら)
Schillerstrasseには他にもプレートが取り付けられた建物がいくつかあります。↑↑ 上はGeorg Gebel」という、日本ではあまり知られていない作曲家・鍵盤楽器奏者が住んでいた家です。↓↓ 下はワンダーフォーゲル運動に関係した出版社 Greifenverlagを経営していた Karl Dietzの出版社があった場所とのことです
★★★ルードルシュタット Rudolstadt -13- に続きます