誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(86)★★★テーテロウ Teterow -2-

★★★ テーテロウ Teterow -1- からの続きです

旧市街と思しきかつての城壁に囲まれていた部分は、綺麗な楕円形をしています。かつてはここだけで町が完結していたんだろうなあ。もちろん今は城壁を越えてもっと外まで広がっています。地図で見ると、駅から、楕円形の旧市街を突っ切って赤いマークのところまで 1.2km(16分)・・・小さな町です。

独語 Wikipediaによれば:「テーテロウ(Teterow:[ˈteːtəroː] この地域では [‘te:tro:](テートロウ))は、ロストック郡(メクレンブルク=フォアポンメルン州)のメクレンブルクに位置する町であり 13世紀に創設された。1952年から 1994年までは、テテロウは同名の郡の郡庁所在地であった。この町は、15の自治体が所属するメクレンブルク・シュヴァルツ当局の所在地であるが、

この町自体は当局の管轄から除外されている。州内にある 18の中規模中心都市のひとつであり、ロストック郡ではギュストロー、バート・ドーベランに次いで3番目に大きな都市である」・・・え?そうなの?(笑)

テーテロウは、「メクレンブルクのスイス(Mecklenburgische Schweiz)」と呼ばれる保養地域の重要な観光地として知られている。その理由は、城壁島(Burgwallinsel)、多くの建築記念物が残る旧市街、そして毎年開催されるベルクリンク(Teterower Bergring)のオートバイレースである。2017年9月以降、テテロウはその名称と地名標識に「ベルクリンク市(Bergringstadt)」という称号も冠するようになった。

テーテロウの駅は旧東独の田舎駅にしては珍しく・・・本当に珍しくリノベーションもされ綺麗に維持されており嬉しくなります。ここにはギャラリー、レストラン、ヘアサロンなどが入居しているようです。ドイツの鉄道駅は旧市街からはかなり離れているのが一般的で、日本のように駅前商店街などは形成。発展しないのが通常です。

この町は小さくて駅まで徒歩圏内ということが幸いして活用・再利用がなされているのでしょうか?いずれにしても、こういうところにも町の意志というか、行政の努力の一端を感じます。まあ、そのくらい他の駅の廃墟化が残念な状況なんですよ・・・

★★★ テーテロウ Teterow -3- に続きます

関連記事

ページ上部へ戻る