誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(81)★★ グライフスヴァルト Greifswald -6-

★★ グライフスヴァルト Greifswald -5- からの続きです

目的の聖マリエン教会まで来ましたが、もうちょっと東まで足を伸ばしてみます。

町の紋章に描かれたグリフォンを名前に頂いた薬局があります。

Greifswaldという地名は「Greif+Wald」に分解できますが、Greifは「グリフォン(フランス語: griffon, gryphon)、グリフィン(英語: griffin)、グライフ(ドイツ語: Greif)、グリュプス(グリュープス、ラテン語: gryps,grȳpus, ギリシア語: γρύψ)は、鷲(あるいは鷹)の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物」です。

そして同時に「Greifen」は、ポメラニア公の王朝の名称です(日本語はこちら)。紋章に描かれた動物である上昇するグリフィンに由来します。当初は外来語としてのみ使用されていましたが、15世紀以降は王朝自身も使用するようになりました。

Logenhausと書いてあり、ローゲンハウスではなくロージェンハウスと読みます。日本ではまずお目にかかることはありませんが、これはフリーメイソンというちょっと謎めいた組織の集会所、あるいは集会所だった建物です。こちらの記事を参照ください。社会主義体制下ではフリーメーソンの活動などできなかったことでしょうから、東西ドイツ統一後に再建されたものだろうと想像します。

お?ワインブローベ(試飲)だ!ちょっと冷やかしてみるか(笑)

ちょっと指揮者のフルトヴェングラーに似た?(笑)気難しそうなジーさんが独りでやってるみたい。こういう気難しそうな人を笑わせるのが趣味なんだよね、小生(笑)

いろいろ世間話をしてみる。中途半端なワインの蘊蓄などひけらかしても所詮相手はプロなので、教えて頂くスタンスで話す。「ホテルに帰って飲もうと思うんだけど、オススメある?」「冷蔵庫はあるかい?」「あると思うよ」「どんなのが好み?」「まあ、夏だから白の辛口とかロゼとか・・・」くらいな感じ。「あ、でも折角ドイツに居るんだからドイツワインでね」・・・いくつか飲ませてもらう。

「ところで、あんたは地元の人なの」「いや、もともとはハンブルグだ」「ほう、ハンブルグのどこ?俺もハンブルクに4年近く住んでたんだよ」「おや、そうかい!Finkenwerderってとこだよ」「おお!エルベ川の中州だね!Maischolleの Finkenwerder Artで有名な・・・」「おお、良く知ってるな、あんたはどの辺だったんだい_」・・・なんて感じ!ジーさん、打ち解けてきてニッコリ!やった(笑)

その後も暫く色々話して、ロゼを一本買って帰る!

★★ グライフスヴァルト Greifswald -7- に続きます

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