- 2023-3-13
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★★★オストリッツ Ostritaz -4- からの続きです
さて、お目当ての Kloster St. Marienthalに入ってみます。「この修道院は(ラテン語: Abbatia Vallis B.M.V.)は、ザクセン州のオーバー・ラウジッツにあるシトー会修道院である。創立以来継続して存在する、ドイツ最古の女子修道会である」と独語 Wikipediaにあります。
特段信心深い方ではないので、この修道院の宗教的な位置づけはよくは理解できていませんが、このような必ずしも交通が便利ではない僻地に、こんな規模の女子修道院が 1234年の創立以来存在し続けていることは流石に驚きです。まあ、規模の方は徐々に大きくなっていったのでしょうが・・・それにしてもちょっと感動的です。
以下に独語 Wikipediaの当該項目を DeepL翻訳しておきます。キリスト教関連の独特の用語も多く、その DeepL訳が的を得ているのかどうか私にも判断できないので、専門家視点ではトンチンカンな部分も多々あると思いますが、そのあたりはご容赦ください。
沿革
修道院の伝承によれば、1234年、プラハからツィッタウを経てゲルリッツに至る交易路の近くに、シュワーベン王フィリップの娘でボヘミア王ヴァーツラフの妻であるクニグンデがこの修道院を設立したとされている。しかし、その文書には、クニグンデが今は寂れてしまった Seifersdorf村を、すでにあった修道院に寄贈したことが記されているだけである。彼らはオストリッツ周辺に自分たちの支配地を築きつつあり、その中で、支配地形成の成功の典型的な結論として、マリエンタールを家族の埋葬地と家族の思い出の地として計画したのである。数年後、プシェミスル朝は、封建法の下で要求される確認の過程で、修道院を自らの支配政策に組み入れたのである。
建物
広大な修道院群は、文化的・歴史的に重要なものである。その中には、修道院長の住居である修道院の建物、修道院教会、プロヴォストリー(旧プロヴォストリー邸)、クロイツカペレ(十字架礼拝堂)、パン屋、製材所、旧製粉所、醸造所などの外構が含まれている。修道院の醸造免許は 1998年に民間の醸造所アイバウに譲渡され、現在では新しい修道院ビールである聖マリエンターラー・クロスターブロイ「St. M」を生産している。
トリビア
修道院に属するブドウ畑は、ドイツで最も東に位置している。2019年、修道院の建物はテレビスリラー「Wolfsland: Das heilige Grab」(2019年11月28日初放送、Das Erste)の舞台となった。
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折り畳んだ解説の中にもありますが、2010年にはこの辺りは洪水で水没して大きな被害がでました。ここまで水が来たというプレートがあります。
8月6日から8日にかけて、北イタリア上空の低気圧の影響で、自由州全域で連続降雨(一部大雨)が発生した。ケムニッツ周辺地域、ラウジッツ・ナイセの自治体、ザクセン・スイスは特に洪水の影響を受け、その一部は深刻なものであった。(中略)ゲルリッツ地区の南部では、ナイセ川の水位が急激に上昇したため、災害警報が発令された。この上昇は、ポーランドのヴィトカ貯水池のダム壁が破損したことが原因のひとつであった。数時間のうちに、ゲルリッツの Neißeの水位は 7メートル以上に上昇しました(通常の年間平均水位は1.70メートル)。
Zittau、Großschönau、Seifhennersdorf、Olbersdorf、Ostritzでは、多数の家屋が浸水した。バウツェンでも、1軒の家が水塊によって破壊され、多くの建物が被害を受けた。オーバーラウジッツの大部分は被害を受けた。(独語 Wikipedia:ザクセンの洪水と自然災害より)
時節柄、ウクライナの旗が掲げられています。そういえば、道を尋ねたポーランド人の若者の彼女はウクライナ人で、足を傷めて療養中とのことでしだが・・・ここにも障害者を収容する施設もあるそうなので、ひょっとしたここに居るのかも知れません。