- 2019-1-3
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あえて「北」ドイツの食べ物と書いたのは、ミュンヘンやフランクフルトなどの南ドイツ方面では全くポピュラーではないからです。一般にはあまり馴染みがないかもしれませんが「低地ドイツ語」という方言を喋る地域≒北ドイツで好まれる冬の食べ物です。
日本では「ケール」と訳されているキャベツの一種の葉を、原型を留めないほどに塩茹でにしたもので、それに粗びきのソーセージやベーコンなどを付け合わせとして添えます。どっちが主役か分からなくなりますが、あくまで料理の名前としては「グリュンコール Grünkohl」です。
ブレーメンあたりではこの写真の様に「粗びきソーセージ・カスラーと呼ばれる塩味の豚肉・ベーコン」の3種を付け合わせるのが正統派とされたりして、北ドイツの冬の食文化の一面が表れたりします。写真では分かりにくいですが、これら肉類の下にグリュンコールが隠れています。