誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(107)★★★ ヴァイセンフェルズ Weißenfels -1-

ザクセン=アンハルト州のヴァイセンフェルズ Weißenfelsをご紹介します。訪問したのは 2024年 5月 23日です。

英語に訳せば「white rock」、白い岩となる町ですが…まあ知名度的にはそう高くないと思われ★★★としておきます。Halleから Merseburgを経由して Naumburgに至る手前にある町です。

Wikipediaによれば「ヴァイセンフェルスは中規模都市であり、人口37,929人を擁し、ザクセン=アンハルト州のブルゲンラント郡で最も人口の多い都市である。2010年、それまで独立した自治体であった11の地区がヴァイセンフェルス市に編入された。同市は、1656年から 1746年まで存続したザクセン=ヴァイセンフェルス公国の居城都市であった。この時代やその他の時代を今に伝えるものとして、初期バロック様式のノイ・アウグストゥスブルク城や、その他の重要な文化遺産が、とりわけヴァイセンフェルスの中心市街地に数多く残されている」とあります。

この辺りの経緯を説明しだすとハマってしまいそうなので割愛します(笑)

Wappen Lage Data

独語 Wikipedia
Weißenfels の公式サイト
Liste der Kulturdenkmale in Weißenfels
Liste der Bodendenkmale in Weißenfels

駅から市街地でない方を見渡すと巨大な工場の廃墟があります。中央の破風にかなり重要な手掛かりが写っています。拡大写真の文字は次のように読めます。

**“ERS. RGUNGSKONTOR INDUSTRIETEXTILIEN
LEIPZIG – OBJEKT I
WEISSENFELS”**

つまりこれはVersorgungskontor Industrietextilien Leipzig(ライプツィヒ産業用繊維供給公社)Weißenfels工場(Objekt I)の建物です。DDR時代の国家企業の施設です。本部はライプツィヒにあり、Weißenfelsはその拠点でした。この建物は1900年前後に建設された赤レンガの工場建築です。建築様式はネオバロック風の装飾を持つ工場建築で「中央の装飾破風」「左右対称のファサード」などが特徴です。写真でもそれがよく分かります。

この施設があるのは偶然ではありません。Weißenfelsはドイツ最大級の靴工業都市でした。1900年頃には64の靴工場があり約3200人が働いていたとされています。DDR時代には東ドイツの靴産業の中心となり約5000人が働いていました。つまりこの工場は靴産業向け材料供給拠点だった可能性が高いです。

ヴァイセンフェルズ Weißenfels -2- に続きます

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