誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(106)★★ ナウムブルク Naumburg (Saale) -10-

ナウムブルク Naumburg -9- からの続きです

マルクト広場まで戻ってきました

東独は社会主義つながりで友好国のベトナム人が大勢暮らしていました。社会主義友好国という意味では北朝鮮人も大勢いましたが、彼らは東西ドイツの統一を機に帰国命令が出て、スパイ以外は全員帰国しましたが(笑)ベトナム人はそこに留まって暮らし続けました。その後ネオナチの迫害などに合い苦労しながら逞しく生き延びてその多くはベトナム料理屋を開きます。

かつては中国人が数多くの中華料理店を開いていましたが、二世たちが料理屋よりもっとおしゃれな職業に就くことが多く、ベトナム人がそれを居抜きで引き継ぐケースが多く見られます。多くのベトナム料理店は付加価値の高い(価格を高く設定できる)ナンチャッテ寿司を提供するのが一般的です。

ここはかつてはパン屋だったようですが、いまは看板だけを残して中には医療用補助器具(車椅子とか義足・義手など)の店が入っているようです。店の壁に電線が這っているのが東独らしい感じを残しています。

ここはテレビのサービスとありますが、パラボラアンテナを取り付けたりする仕事なのでしょう

ここは「Gartenbau=Betrieb」・・・庭仕事を請け負うのでしょうか?ただちゃんと営業しているのかどうかは不明です。

一見、右はリノベ前、左はリノベ後に見えますが、窓枠やドアの周辺の造作からは右もリノベはしたように見えます。こういう壁の色が好みなんですかね・・・

モーリッツ教会(Moritzkirche)は、ザクセン・アンハルト州ブルゲンラント郡ナウムブルクにあるプロテスタント教会です。16 世紀には、アウグスティヌス修道会の聖堂教会として、同じ場所に建てられた最初の聖堂に取って代わりました。その後数世紀にわたり、この教会は何度か改築や増築が行われました。1970 年代以降、この教会は歴史的建造物として保護されています。[1] この教会は、中部ドイツ福音教会ナウムブルク・ツァイツ教区に属しています。

これもね~、磨けば光るんでしょうけどね・・・結局、町全体の過疎化が進んでいるので、観光資源としての旧市街からちょっと外れた建物のリノベに金を優先的に掛けるのか?という問題がいつも出てくるんですよね・・・

辺境伯路(笑)

さて駅に戻ってきました。この町は戦災をほとんど受けず、大聖堂や旧市街という観光資源があるので、旧東独の他の中小都市に比べると生き残りに有利な条件が揃っています。

実際、大聖堂から旧市街にかけての一角は綺麗にリノベされ、飲食店を中心にそれなりに繁栄しており、町としての存続はさほど心配は要らないでしょう。

ただそういう観光産業や付随する飲食業に関わらない人たちはどうやって生きていくのでしょうか?例えばロマンティック街道のローテンブルク位な規模になると観光・飲食業に従事する人を支えるインフラ産業で町は成り立つように思うのですが・・・ここはそれに十分なのでしょうか?繫栄する旧市街と寂れている周縁市地区の対比にそんなことを考えてしまうのでした。

ヨーロッパの更に東から希望を持ってここに到着したばかりの石像の女性にはどんな未来が待っているのでしょうか・・・

ナウムブルク Naumburg -11- に続きます

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