- 2026-3-16
- ブログ
今年の JITF2026は会場を移すと同時に新しい試みを行います・「高粘度案件」と現段階では称していますが、まずは予告編として構想と現段階で決まっていることをお伝えいたします。
所謂インクジェットの印刷案件への展開は既にかなり高度なところに来ているように思えます。ワイドフォーマットは言うに及ばず、枚葉印刷機やロール印刷機など、いずれもかなりのレベルに達しているように見え、ここからはそもそも成り立つのかよりも画質や使い勝手の微妙な向上に開発の努力が注がれているようです。活発に動いているとすれば中国で「UV-DTF」「盛り上げ印刷」「カメラ付きでのランダム印刷」など思わぬものが出てくるびっくり箱的な予感はありますが、ここでは日本企業は既に2周回遅れのようです(「中国展示会報告会」はこれがテーマです)
一方、ヨーロッパを中心に最近研究が進んでいるのが「高粘度液体を撃つ」という分野です。主な分野としては「電子部品製造」「塗装」「積層造型(3D)」などで、先般スイスの iPrint(堂前美徳ダイレクター)が主催した AIT(Advanced Inkjet Technologyでも先端事案の発表の殆どが後年に関わるテーマでした。
こういう新しい分野はいきなり出てくるものでも実現するものでもありません。先ずは高粘度が出社可能なヘッド・・・ここまで日本のヘッドメーカーは高精細・高密度な印刷案件に対応するため「解像度(dpi 或いは npi)」を上げることに注力してきました。その間隙を突いて QUANTICAが高粘度対応ヘッドを開発・実用化しました。それに続いてコニカミノルタ、セイコー、パナソニック、リコー、京セラが高粘度対応ヘッドを発表しました。
ただ、ヘッドができればそれですべて可能というほど単純な話ではありません。インクタンクから対象物の間にあるヘッドを含んだ流路全体が従来の発想では対応できず新しい技術の開発が求められています。それをすべて満足する最終装置はまだどこにもありません(一部の案件はかなり特化して実現はしていますが・・・) ということは、ヨーイドンですべての参加者にチャンスがあるとも言えます。むしろ従来、印刷機の完成度を上げるために努力を重ねてきたメーカー「以外」の方が常識に縛られないという意味でチャンスが大きいとさえ考えられます。
そんな新しい分野を切り拓くプラットフォームとしてこの「インクジェット・高粘度案件」のイベントを企画する次第です。
まあ、とは言え最初から大上段に振りかぶる積りはありません。最初はまず「いったい何が課題となるのか?」「高粘度に対応した材料や技術を提供できるのはどこなのか?」あたりから始めるのがいいかなと思っています。
今のところ漠然と決まっているのは:
★ この分野の専門家としての「iPrint 堂前ダイレクター」「山形大学 酒井教授」「東京農工大 田川教授」「MICROJET山口社長」「QUANTICA Ramon Borrel氏」などの皆さんにお声がけする
★ たまたま JITF2026の会場と同じビルに本社がある artience社の関連部門(インクジェット・接着剤・高機能材料)から高粘度案件に関係する材料・技術の展示
★ 高粘度対応ヘッドのメーカー群にお声がけする。業界各社で高粘度案件に関係しそうな企業にお声がけする
★ 場所は JITF2026の会場と同じビル 29階の artience インキュべーション CANVAS募集出展社は 20~30(テーブル)
★ 参加者も絞りプレミアムイベントとする
★ パネルディスカッションなどを多く取り込み、一方的に講演を聴くというより双方向としたい
くらいな感じです。これから精力的に出展候補者と話し、進捗は随時公表していきます。お楽しみに!また、ウチこそは高粘度案件に是非!という企業は是非ご連絡をお願いいたします






























