誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(41):★★★ビュッケブルク Bückeburg -2-

★★★ビュッケブルク Bückeburg -1- からの続きです

町に到着したのが遅かったので、この日はいきなり「独り酒場放浪記」モードです。普段なら、地球の歩き方にあったように、まず町の全体像を頭に入れて主要なモニュメントの位置をプロットするところですが・・・まあ、さほど広い旧市街でもないので、Stadtkirucheから Marktplatzまで、旧市街に軸を通している Lange Strasseをブラブラしながら気になった店を覗いてみます。

夜のラートハウス ライトアップがいい感じ

ラートハウスの少し先にあるヘリコプター博物館

「ビュッケブルク・ヘリコプター博物館は、ビュッケブルクの中心地、Sablé-Platzに位置している。ドイツで唯一の純粋な回転翼機博物館であり、世界でも数少ない博物館の一つである。ヘリコプターの歴史と技術を紹介する博物館である。博物館設立の主な要因は、近くにある陸軍航空兵器学校(現在は国際ヘリコプター訓練センター)が、1960年からビュッケブルク陸軍飛行場に駐屯していたことである。」(独語 Wikipedia)

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その始まりは、1961年に遡る。当時、軍曹でヘリコプターのパイロットだったヴェルナー・ノルテマイヤーは、指揮官から Achum飛行場(現在のビュッケブルク陸軍飛行場)の陸軍航空兵器学校の兵舎敷地内に小さなヘリコプター博物館を設置するよう命じられた。長年にわたり、航空業界はこの小さな博物館に展示物を提供した。この博物館は、軍の警備区域内にあるため、公式な目的以外には使用できなかった。兵士や特別なゲスト、周辺地域の登録された学校のクラスしか入れなかった。

1970年、博物館はビュッケブルクの中心部に移転し、町はミュンヒハウゼン-ブルグマンホフを、増え続ける膨大なヘリコプターのコレクションのために利用できるようにした。1971年 6月 9日、同地にヘリコプター博物館が開館し、一般に公開された。1978年から 1980年にかけて、2,000平方メートルの拡張工事が行われ、展示スペースが拡大された。

2011年6月、ヘリコプター博物館の開館 40周年に合わせ、既存の展示も全面的に見直し、現代の博物館教育の要求に合わせた近代的な建築様式で建てられた増築部分が一般公開されました。2013年 4月 11日、ビュッケブルク・ヘリコプター博物館、ラーツェン・ハノーバー航空博物館、ノルトホルツのアエロノーティカム、ヴンストルフの Ju-52博物館が合同で、「ニーダーザクセン航空博物館ワーキンググループ」を結成した。

この博物館は 1958年に設立され、80機のヘリコプターを展示する英国ウェストン・スーパー・メア(ブリストルの南西 28km)のヘリコプター博物館、ウェストチェスター/ペンシルバニア州のアメリカン・ヘリコプター博物館とともに、世界に 3つあるヘリコプター博物館の 1つである。博物館の建物である旧ブルグマンホーフ(1463年)が初めて文献に記載された時代のレオナルド・ダ・ヴィンチの飛行プロペラは、ヘリコプター博物館のシンボルとなった。この絵で、レオナルド・ダ・ヴィンチは一般にヘリコプターの発明者とされるようになった。

マルクト広場から見たラートハウス アーケードの奥にラーツケラーがあります

私がハンブルクに赴任した当時、上司から「初めて訪れた町でお客さんを食事に連れて行くレストランに迷ったら、ラートハウスの地下食堂(ラーツケラー)に案内するとまず間違いはない」というアドバイスを貰いました。それなりに選定基準はあるのでしょうし、市会議員達も利用するので、レベルは低いはずはないでしょう。
ラーツケラーの公式サイト
ラーツケラーのメニュー

お、ここがお城への入り口なワケね?明日来るから(笑)

HOF APOTHEKE:宮廷薬局? 今はレストランとして使われています。

ドイツではサラダを食べることが多いです。これはツナサラダですが・・・ボリュームたっぷり!

↓↓ ビールは Nordrhein-Westfalen州の Grevensteinという小さな町の VELTINS醸造所のものです。VELTINSのブランドは北ドイツでは Warsteinerと並んで結構有名です。濁っているのは「naturtrüb 自然に濁った」というタイプで、「ungefiltert(フィルターされていない、濾過されていない)」と同義と思われますが、「Natur」というのがマーケティング的には重要なんでしょうね(笑)ワインはリースリングです。クリックすると拡大します。

緩い坂道の Lange Strasseを歩いて行きます

あ、なんかいい感じ!ここでもう一杯かな

「独り酒場放浪記」の楽しみは、やはりこういう地元の人との交流ですね。

地元の人達。私が店に入った時は誰もいなかったんですが、後から大人数でやってきて・・・私が相席歓迎としてこんなことに(笑) 片言程度ですが「ドイツ語を喋る日本人」というのは、日本で言う「変なガイジン」的な扱いで、結構暖かく仲間に入れて貰えます。こういうの、嬉しいですねえ!

Heinrich Heine や Hermann Löns などの詩人も訪れた由緒あるレストラン “Zur Falle”


♬・・・というわけで、「濁り酒、ビュッケブルクの夜は更けて」・・・もう、2~3軒寄って行こうかと思います(笑)♬

★★★ビュッケブルク Bückeburg -3- に続きます

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