- 2021-9-23
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★★★アンガーミュンデ Angermünde -4-からの続きです
前回の学校の目の前は Kirchplatzという場所で St. Marien (Angermünde)聳えています。私が心惹かれる「Bachsteingotik(レンガ造りのゴシック様式)」の建築物です。南ドイツやオーストリアには見られない様式で、これを眺めているだけでも文化の違いを感じます。ラフに言えば、ドイツのみならず、かつてのハンザ同盟のエリアに重なっているように思えます。
Von Daniela Kloth – Eigenes Werk, GFDL 1.2, Link
「アンガーミュンデの中世の教区教会である聖マリア教会は、町の主要なプロテスタント教会である。13世紀に自然石を直方体に加工し野面積みして建てられ、15世紀から16世紀にかけて、レンガ造りのゴシック様式で増改築され、現在の姿になった。内部は、1868年に作られたネオゴシック様式の内装が特徴的である。」と Wikipediaにあります。こちらのサイトにも画像があります。
この町には戦後に建てられた高層ビルというものが殆ど無いため(多分、かつての城壁に中には皆無?)この教会の存在は遠くからかなり目立ちます。特に、Staffelgiebelとか Treppengiebelと呼ばれる装飾的な破風(Giebel)はこの教会のシンボルで、住んでいる人達の意識の中にも当たり前の風景の一部として浸透しているんだろうと思います。
↓↓ Berliner Strasseの先の方に見えています。
私は北ドイツに長く住んでいたので、煉瓦造りのゴシック様式(Backsteingotik,Bachsteinbau)と総称される建物を教会などを沢山見てきた所為か、いつしかそれが好きな建築様式の真ん中にいます。Gotikではないですが、Backsteinbauでは、Hamburgの Chilehausとか倉庫街(Speicherstadt)などは美しい建物のホンの一部の例です。
また、こんな時に助かるのが、またしても Wikipediaの「Liste」!「北ドイツとライン地方の煉瓦造りゴシック様式建造物リスト:Liste der Bauwerke der norddeutschen und rheinischen Backsteingotik in Deutschland」や「煉瓦造りゴシック様式の主要な建物:Hauptwerke der Backsteingotik」に見るべきものはほぼ完ぺきに網羅されています。
↓↓ 自分的に最も豪華で壮麗で圧倒されるたのはシュトラールズンド(Stralsund)の市庁舎とニコライ教会ですが、好みなのはもう少し素朴な感じの建物です。
Von User Softeis, CC BY-SA 3.0, Link
↓↓ 左から Anklamの Steintor、Tetelowの Rostocker Tor、Neubrandenburgの Stargarder Tor
Von Michael Sander – Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, Link
Von Peter Schmelzle – Selbst fotografiert, CC BY-SA 3.0, Link
Von Botaurus – Eigenes Werk, Gemeinfrei, Link
↓↓ ヒロシマに関する展示があります。かなり前から掲示してあるものと見受けられ、恐らく旧東独時代に掲示されたものではないかと思われます。
★★★アンガーミュンデ Angermünde -6-に続きます