- 2022-10-3
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旧東独様式のアパートの近く、グライツ通り(Greizer Strasse)は爆撃を免れたようで立派な建物が残っています。その中の一つは Ferbersches Hausという名前がついています。
「1760年頃に建てられたグライザー通り住宅は、1780年の町の大火の後、1783年から 1786年にかけて再建され、新古典主義のファサードと入口ポータル上部のロココ様式の上部構造が特徴的である。1842年、商人であり工場経営者、そして重要な鉱物学者であった Moritz Rudolf Ferber(1805-1875)がこの土地を取得した。1875年、全面的に改装された 1階の部屋には、歴史主義的なインテリアが施された。1984年、Ferbersches Hausは大規模な修復工事を経て、美術工芸博物館(1990年からはMAK)として一般に公開された。」(芸術・文化サイト)
現代美術と20世紀初頭の重要なデザインの成果を生き生きと組み合わせ、美術工芸品、写真、商業美術、デザインなどが集められ、紹介されている。美術史的に最も貴重なのは、陶芸家オットー・リンディッヒ(1895-1966)とテオドール・ボグラー(1897-1968)の作品、ティロ・ショーダーの作品、アエンネ・ビアマンの写真など、バウハウス陶磁器のコレクションである。ドイツと世界のアール・デコのコレクションとともに、常設展「アール・デコと機能主義-世界大戦の間の応用美術」の中心を成しており、展示フロアの修復を経て2000年に再オープンした。
国際展や国内特別展を開催し、超地域的な存在となっている。ゲラ出身の写真家を記念して、MAKは2年ごとに「アエンネ・ビアマン賞(ドイツ現代写真賞)」を授与しており、1999年で4回目を迎え、ドイツで最も重要な写真賞の一つとして確立している。芸術・文化サイト)