誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(50):★★★ゲーラ Gera -2-

★★★ゲーラ Gera -1- からの続きです

Gera hauptbahnhofからホテルまで歩きます。独語 Wikipediaによれば「ゲラ中央駅は、チューリンゲン州の都市ゲラで最も重要な鉄道駅です。ゲーラは現在、電化された鉄道路線に接続されていないドイツ最大の都市の一つである。長距離輸送はほとんどないものの、地域の交通の要所として、一定の重要性を持っている」・・・とのこと。非電化地域なんですね。

↑↑ クリーム色の駅舎の隣にもう一つ建物が続いています。↓↓ よく見ると旧東独の駅によく使われたゴシック体で「HAUPTBAHNHOF」とあります。その左の、ほとんど文字が色あせてしまったサインを更によく見ると「DR(Deutsch Reichsbahn)」という文字が読み取れます。旧東独時代の中央駅だったということでしょうか?でも、ちょっと待てよ・・・この構造は・・・

独語 Wikipediaには 1958/63年(旧東独時代)に修復されたというような記述があったので、仮駅舎かなと思いましたが、メインの建物自体は戦災での破壊を免れたようで、旧東独時代も使われていたようです。↓↓ 下の写真は旧東独時代のもので(右側の拡大写真に写っている典型的な社会主義プロパガンダのポスターの図柄からそれとわかります)。

上の写真に戻って右手の建物の構造をよく見ると、貨物をトラックに積み下ろしする為のランプはあり、階段は見当たらず、また旅客が出入りするような開口部も見当たりません。どうやら貨物・手荷物部門の駅舎の様です(Güterbahnhof)。

1881年に竣工した駅舎。旧東独時代の改修で装飾が取り除かれた。Von Autor/-in unbekannt – Zeno.org, ID-Nummer 20000604186, Gemeinfrei, ソースはこちら

ホテルのある Berliner Strasseの歩道に「電動キックスケーター」が放置されています・・・というか、「アプリで登録して QRコードでキーを解除して、どこでも乗り捨て可能」というビジネスと思われます。公式サイトはこちら

ホテルはこちら。コンファレンスの開催や団体客も収容できるかなり大きなホテルです。もう少しクラッシックなホテルが好みなんですが、この町には意外とそういうのが無いんですね。

ということで、駅から徒歩圏内でこちらにしました。これでも駅から約10分、重いスーツケースを転がしていくので、このへんが限度でしょう。


★★★ゲーラ Gera -3- に続きます

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