誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(50):★★★ゲーラ Gera -8-

★★★ゲーラ Gera -7- からの続きです

Museum für Angewande Kunstを出て Greizer Strasseを歩き、駅の反対側にある劇場と公園を目指して歩きます。下の地図はクリックすると拡大します。

Sorgeという通りの真ん中あたりに、重厚で規模感のある建物があります。説明板には「Kaufhaus Hermann Tietz」とあり、その人物によって 1882年に、後の「Hertie百貨店コンツェルン」が設立されたとあります。1903/4年にかけてユーゲントシュティル様式で建物が新築され(下の絵葉書)、1911/12年に新古典主義の外観に改築されたとあります。

ドイツの百貨店は Karstadt、Kaufhofなどが知られていますが、私が最初に駐在していた頃には Hertieというのもありました。Wikipediaによると 1882年に設立され、1993年に解散し 1994年に Karstadtに買収されたようです。「Hertie Waren- und Kaufhaus GmbHは、Hertie、Wertheim、Alsterhaus、KaDeWeの名称で 115の百貨店と、35の Bilka百貨店を経営していた。」とあります。Alsterhausはハンブルク、KaDeWeはベルリンの高級百貨店として今も存在しています。

ユーゲントシュティルの外観で建てられた開業当初の Hermann Tietz百貨店 ソースはこちら

↑↑ Köstritzerはドイツでは全国区の黒ビールですが、それを醸造している Bad Köstritzはそういえば Geraの近くです。↓↓ Altenburgの Spargelが旬の様です!

Von Steffen Löwe – Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, ソースはこちら

Das damalige „Haus der Kultur“ nach seiner Fertigstellung 1981
Von Bundesarchiv, Bild 183-Z1002-019 / CC-BY-SA 3.0, CC BY-SA 3.0 de, ソースはこちら

↑↑ 写真を撮り忘れたので Wikipediaから引用しておきますが、「いかにも旧東独の建築スタイル」建物が、Gorgeと Schlossstrasseの交わるところに建っています。

Kultur- und Kongresszentrum Gera(kuk、旧 Haus der Kulturまたは HdK)は、ゲラ市の中心部にあるイベント・会議用の建物でである。1700席の多目的ホールと複数のレストランがあり、ボーリング場は 2000年代に入ってから取り壊された。特に、ホワイエにある 450m²のレリーフ壁「生命の歌(Lied des Lebens)」は、ジョー・ジャストラムの指揮のもと、ドイツ民主共和国の 24人の彫刻家がデザインしたものである。

ドイツ民主共和国時代には、毎年恒例のクリスマス番組『Zwischen Frühstück und Gänsebraten(朝食とローストグースの間)』が当時の文化会館から何度も放送された。現在では、コンサート(主にポップスや民族音楽だが、Annett Louisanや Ich+Ichのような若いアーティストもいる)、コメディアンやマジシャンなどのパフォーマンス、公共フェア(自動車展示「Autofrühling」や旅行フェア)、政治イベント(2002年の PDS連邦党大会など、Gera Dialogue)の会場として利用される文化・会議場である。」とのことです。

★★★ゲーラ Gera -9- に続きます

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