- 2022-7-26
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★★★ゾンダースハウゼン Sondrshausen -3- からの続きです
駅から旧市街までは徒歩で 1.7km、約 20分、歩くかバスに乗るか・・・微妙な距離ですね(笑)一般に橋の本数は少なく、このくらいなら歩いてしまいます。下の地図はクリックすると拡大します。まずロータリーまで歩いて、そこから約 1kmほど直線道路の緩やかな下り道を歩きます。帰りは上り坂でちょっときついんだろうな・・・帰りはバスに乗っちゃうか?なんて考えながら(笑)
↑↑ Stadtmitteの方角に歩き出します。↓↓ ロータリーにはこんなオブジェがあります。
↑↑ ↓↓ ロータリーを過ぎると約 1kmほどこんな緩い下り坂の直線道路を歩きます。
この通りは August Bebel Strasseという名前で、ドイツの労働運動家でドイツ社会民主党(SPD)を創設したアウグスト・ベーベル(August Bebel)にちなんだものです。旧東独にはカール・マルクス通りとかフリードリッヒ・エンゲルス通りなど、かつての労働運動家の名前を冠した通りの名前が多く残っています。それらの多くは旧東独が成立した 1949年以降に、それ以前の通りの名前を改名したものが殆どですが、東西ドイツ統一後、それらを元の名前に戻す動きと、そのまま残す動きとは町によって考えが分かれたようです。↓↓この歩道の舗装(敷石)の平たい方は旧東独時代のものと思われます。
このあたりは町が栄えていた時代には高級住宅街だった名残を感じます。ドイツで「ヴィラ(Villa)」と呼ばれる庭付き一軒家が並んでおり、人も住んでいる様子はありますが、庭やフェンスなどがイマイチの感じです。この幾何学模様の鉄製のフェンスは旧東独時代のものと思われます。
この通りにある建物群は、旧東独時代の資材不足による補修不足が今もその跡を引いています。まあ、これはこの町に限らず、旧東独に一般的な傾向です。窓枠や門柱、扉などが傷んだまま今日もまだそのままになっているところが多く見られます。建物も一部は外壁が補修されていますが、残りはまだ旧東独独特の土色のモルタルのままだったりします。
電気屋さんがあります。クラッシックな真空管ラジオは勿論売り物ではなくディスプレイです・・・が、なぜかまだ販売しているのかな?と錯覚に陥ったりします。
★★★ゾンダースハウゼン Sondrshausen -5- に続きます