- 2018-8-2
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自分的に夏休みの定番といえば・・・ここ何年かは Band of Brothers (兄弟の絆)という戦争映画を全編通して観ることです。多分ご存知の「プライベート・ライアン」を撮ったスティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが組んで、101空挺師団506歩兵連隊第2大隊E中隊の戦闘と人間模様を描いた物語で、HBOという米国のテレビ局が10回に亘って放送したものです。
全編を観ると10時間を超えるということや、これを観るためにセットしたサラウンドオーディオの確認や(銃弾が飛び交う音をサラウンドで聴くと凄い迫力!)・・・なんといっても、観る度にに新しい発見があることが面白くて、毎年夏休み期間に時間を気にせず、通しで観ることが定着してしまいました。
動画のタイトル音楽を聴けば、「ああ、あれか!」と思い当たる方もおられるかもしれません。名曲なので是非、下記の動画をクリックしてお聴きください。今回は、10話あるエピソードの中で「サラリーマン社会あるある」のような第7話をご紹介します。ネタバレなので、これから観るという方はご用心ください(笑)
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これから解説するのは、10編の第7話ですが・・・まず、ここまでを簡単に纏めますと・・・101空挺師団506歩兵連隊E中隊がノルマンディ上陸から東進を続け、紆余曲折あった末に1944年の冬のベルギーはアルデンヌの森に到達します。その間、E中隊(Easy Company)長のウィンタース少尉は、自ら陣頭指揮をして戦いつつチームを上手く纏め、人心を掌握しつつ戦功を重ね、徐々に出世していき、もはや自ら銃を取って中隊を陣頭指揮をする立場ではなく、その上の立場になっています。要は、現場で実戦経験を積んだ叩き上げの係長が、課長になり、役員候補の部長に出世したイメージです。この過程で、最初はたまたま同じ舞台に所属したE中隊の構成員の絆も、いろいろありながら深まっていきます。
というわけで、ここまでウィンタース中隊長と苦楽を共にした部下は皆彼を慕っていますが、後任としてやってきたのは、一流大学卒で既に役員への出世が約束された、実戦経験皆無のダイクで、ウィンタースの後任とはいえ、それは単なるキャリアパス・・・穏便に切り抜ければ、役員候補の部長に出世するコースに乗っていた人物。まあ、「安全地帯の管理部門の経験だけでは部長に押しづらい。短期でいいから現場の営業経験をした形にして来いや」・・・某役員からの指示で・・・そんなノリです。いやあ、サラリーマン社会、あるある・・・ですよね(笑)
彼は、日頃は弁舌爽やかですが、いざ物事を決める局面になると、その場に居なかったり、うまく逃げたり、「こんな情報じゃ決められない、もっと情報を集めてこい!」と・・・いやあ、あるある、居る居る(笑)
(次回は、このキャリアパス中隊長の下で、E中隊が重大な戦闘局面に遭遇するシーンです。請うご期待(笑))