- 2024-8-21
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★★ ザルツヴェーデル Salzwedel -5- からの続きです
さてお待たせしました(笑)いよいよバウムクーヘンの話です。一番大々的に事業を展開していると思われる「Kruse」という店に行ってみます。
Burg Strasseから見える店舗です。その先を右に曲がると入り口があります。建物の角の所にバウムクーヘンを模した看板が見えます。
↑ 店の入口ですが ↓ よく見ると東独時代に行列が出来ていた店舗と同じ場所のようです。外壁の色とか窓やドアの間隔などは多少変わってはいますが、2階部分の Fachwerkはそのまま維持されています。東独時代は HO(国営小売店チェーン)の店だったんですね。
この記事を読まれている方はドイツ通やドイツ食通の方が多いと思われるのでそんなことはないかと思われますが、大方の日本人の方はバウムクーヘンというと左下のような形と切り方を想像するのではないでしょうか?
ドイツではそんな切り方は見たことはなく、大抵は上の写真のように不定形に切り落とします。更に生クリーム(ザーネ Sahne)や 下の写真の右のような Eierlokoer(アイアーリコーア:卵リキュール)を掛けて頂きます。私のはその両方が掛かっていました。
このお姐さん、最初はあまり愛想はよくなかったんだけど、私がバウムクーヘンを取材しているとわかると一転お茶目になりました(笑)
今回は一番手広く事業展開をしている(商売上手な)Kruseの店に行きましたが、他にも何軒かのメーカーが競い合っています。ここでは触れませんが本家や元祖を巡る争いもあるように聞きます。まあ、日本でも「八つ橋」を巡って京都で3軒のメーカーがやってますからね(笑)しゃあないんでしょう(笑)
ここに幾つかのメーカーのサイトを上げておきます。いずれも由緒ありそうで、それぞれにおいしそうです!
Kruse
Hennig
Salzwedeler
Königlicher
バウムクーヘンに関しては一杯書くことはあるのですが、食いしん坊のは私は書き出すと止まらなくなりそうなので、Wikipediaで我慢してください(笑)一応 Salzwedelが本場ということになってはいますが、コトブスやドレスデンにも物語があります。
★★ ザルツヴェーデル Salzwedel -7- に続きます