さて、いよいよドイツ軍との戦いが始まります。E中隊が突撃し、D中隊が援護射撃に回るという分担です。D中隊を率いるのは、スピアース少尉で、ノルマンディから東進を始めた直後、30人ものドイツ軍捕虜を射殺したという噂のあるいわくつきの人物です。
総攻撃が始まった直後、実戦経験のないダイク中隊長は、敵の砲撃におじけづき進軍を停止して物陰に避難してしまいます。しかし、これは敵の思うつぼで、多少の犠牲は覚悟して前進しないと、みすみす部隊ごと全滅してしまいます。部下が決断や指示を促しますが、トンチンカンな指示を出したり、取り乱したり・・・
戦闘開始前に、元E中隊長のウインタース大尉は、ダイク中隊長に細かく、かつポイントを指示します。「とにかく、素早く動け!止まるんじゃない!」
あんたを信頼してる!頼むぜ!・・・と激励をする大尉
で、この期に及んでも真剣味が無く、あくびをするダイクE中隊長
E中隊、止まれ!
(えっ?と驚く部下)
おい、どういうこった?
なんで止まったんだ?
こっちが援護射撃します!
さあ、進んでください!
部下:ダイク課長!どうするんですか!
課長:わかんない!
お前の部下を連れて村の後方に回り込んで、そこから攻撃しろ!・・・と苦し紛れの、非現実的な指示を出してみる課長
何言ってんですか!同士討ちさせるつもりですか!
敵が迫ってます!ここに居たらやられるだけです!課長~っ!
じっとしてる場合じゃないです!
課長~~っ!
何やってんだ!
前に進まんか!
進め!進め!止まるんじゃない!
ダイク課長を電話に出してくれ!
「課長!部長から至急電話です!出てください!」
「いや、今忙しいって言ってくれ!」
「もう見ちゃおれん、俺が行く!」
「ウィンタース部長、待てっ!行くな!」
本部長「ウィンタース部長、君は全軍の司令官という立場だ!ここにいなくちゃいかん!」
さて・・・部長になって立場が変わったウィンタースは現場復帰を許可されず、決断力もアイデアも無い「腰掛課長」の下で部隊はこのまま全滅してしまうのでしょうか?次回の展開に請うご期待(笑)