誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(75)★★★ ペルレベルク Perleberg -3-

★★★ ペルレベルク Perleberg -2- からの続きです

分岐点の Wegweiser(行先表示板)に「DDR Geschichts-Museum 東独歴史博物館」というのが見えます。こういうの見つけちゃうと行かざるを得ないじゃないですか(笑)

程なくしてこの建物が見えてきます。外壁の土色がいかにも東独のといった風情の建物です。

ベルリンの壁の一部が展示されています。なんとなく行政が公式に運営しているというより、有志が手作りで作った博物館という感じが漂っています。

1989年秋の奇跡
ドイツ史上唯一:
沈黙していた人々が語り始めた。
無力で脅迫された人々が、パターナリズム、スパイ、不正、嘘に対して非暴力で立ち上がった、
共産主義独裁。
老いも若きも、政治家も非政治家も、
信者も非信者も、声をひとつにした:
我々は人民であり、人民は我々である!
致命的で非人間的な壁は崩壊した。
壁は崩壊した。
奇跡は1989年11月9日に起こった。
それは私たちに責任を求めている:
警戒せよ!

DDR – ペルレベルク歴史博物館

1850年頃に建てられ、かつてはペルレベルガー・ウラーネン(Ulanen:帝国陸軍)の大砲庫として使用され、1933年には強制収容所として酷使された歴史深い建物。
1945年以降、MAS(Maschinen-Ausleih-Station)、MTS(Maschinen-Traktoren-Station)、ポリテクニック(学生たちは、ベルリン、ドレスデンの地下、郊外、路面電車、鉱業用の大型ヒューズなどを製造していた)が移転してきた。何十年もの間、この建物(約 800平方メートル)はポリテクニックセンターだった。
現在は、他の建物とともにペルレベルク・ドキュメンテーション・センターがあり、現在の名称は「ドイツ民主共和国歴史博物館」である。
2006年 10月 7日、ドイツ民主共和国の歴史に関する 10室の常設展示がオープンした。

ドイツ民主共和国国境警備軍のエンブレム

剣から鋤の刃へ!

え?開館時間は木・金の 10:00~13:00、土曜の 13:00~16:00なのか!今日は 2023年 5月 10日水曜なので明日出直すかな~・・・悩む~

中に入れないので博物館のサイトからちょっと写真を拝借します

オートスライドショーです。数秒間眺めていてください。6枚あります

標語が空しいですね・・・「社会主義が強くなるほど、平和は確かなものとなる!」・・・旧東独末期の道路標識(行先表示板)はまさにこんな感じでボロボロでした。

さて、どうするかなあ~、明日戻ってくるかどうか?(笑)

★★★ ペルレベルク Perleberg -4- に続きます

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