- 2024-8-12
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★★★ ゼーハウゼン Seehausen -2- からの続きです
メインの通り(Große Brüderstraße)に入ると直ぐにこの教会が見えます。聖ペトリ教会 St. Petri (Seehausen)です。
プロテスタントの聖ペトリ(ゼーハウゼン)教会は、ゼーハウゼン(アルトマルク)にあるレンガ造りのゴシック様式の教会。中央ドイツ福音教会のシュテンダール教会区に属している。エルベ川が特徴的なアルトマルクの氾濫原の景観の中で、聖ペーター教会はランドマークとして遠くからも見える。この教会は、フェルデン教区の行政の中心地として、また後にボイスターの聖ニコラス修道院の管区長として重要な役割を果たすようになった(独語 Wikipedia)
12世紀後半に野原石で建てられた三廊式の十字架型バシリカは、13世紀初頭に煉瓦造りの二重塔の西棟が増築された。西棟の中央には、煉瓦と家石で造られた丸いアーチの立派な柱門がある。この門は、1486年に西棟の前に設置された前庭に隠されている。
16世紀初頭の彫刻が施された祭壇には、中央に大きな磔刑像、両脇に6つの小さな受難の場面が描かれている。具象的で劇的な描写は、おそらくオランダ起源であろう。1868年に再塗装され、統一されたネオ・ゴシック様式のケースに収められている。レオナルド・ダ・ヴィンチによる「最後の晩餐」の模写が前庭に置かれている。
1710年製の木製の説教壇はアカンサスの彫刻で飾られている。バスケットは洗礼者聖ヨハネの彫刻で支えられ、欄干は丸いアーチのニッチに十二使徒の像で飾られている。王冠のような響板には世界の審判者としてのキリストが描かれ、装飾を完成させている。旗を持って飛び回る天使たちの幻想的な描写が目を引く。また特筆すべきは、1617年に亡くなったJ・グラッツ市長とその妻の砂岩の墓碑銘で、浮き彫りとして当時の衣装で描かれている。
洗礼盤は、1868年に噴水の形に鋳造された青銅色の亜鉛製である。表面はネオ・ゴシック様式の 浮き彫りで装飾されている。聖堂の階段の前にある。528年製の後期ゴシック様式のブロンズ製鐘は、旧聖ゲオルグ教会にあったもの。
聖ペトリ教会
ロマネスク様式のバシリカ(1170-1200年)の土台の上に、1450年から1490年にかけて建てられたゴシック様式の堂塔教会で、レンガ造りの印象的な建物。
– ロマネスク様式の階段門(12世紀)
– 木彫りの祭壇(15世紀)
– 1710年のバロック様式の説教壇
– リュトケミュラーによって製作された 1868年製のロマン派オルガン
– 塔(高さ62m)には1958年まで塔守の住居があった。
この日は教会は閉まっており中に入れなかったので、Wikipediaから画像を借用しておきます。下のアルガンも含めソースはいずれも「Von Karin Martin – Weitergabe von der Autorin, CC BY-SA 4.0」です
オルガンは1867年、ヴィットストック(Wittstock)出身のフリードリヒ・ヘルマン・リュトケミュラーによって製作された。3つのマニュアルとペダルにまたがる44のストップ、機械式コンソールとストップシステムを備え、このオルガン製作者による現存する最大のオルガンである。長年にわたる大規模な修復とオリジナルの状態への復帰を経て、2014年以来、この楽器はその特徴的なロマン派の音色で再び響き渡っている。この修復は、Stiftung Orgelklang財団によって資金提供された。
★★★ ゼーハウゼン Seehausen -4- に続きます