シュパーゲルの話(1) Spargelzeit -1-

これを書いているのは 2021年 5月 19日・・・例年ならこの時期、大抵日本にはおらず、ドイツを中心にヨーロッパを巡回しているのですが、今年はコロナで仕方なく日本に引き籠っています。「仕事の出張のついでにシュパーゲルを食べる」・・・ま、正直に申せば「シュパーゲルを食べに行くために仕事を作る」というのが正しいかもしれません(笑)今年は禁断症状と戦っている次第ですが(笑)、そのエネルギーを何回かに分けて、シュパーゲルに関する記事にしてみます。

まずは「人生最高のシュパーゲルレストラン」・・・そんなテレビ番組がありましたね(笑)一つだけ・・・となると難しいので、印象に残っているのをいくつか挙げようと思います。最初は、私が通算で7年間住んだリューネブルクから更に 10kmほど東にあるネエッツェ(Neetze)という田舎の村のホテル Neetzer Hofのレストランです。

↓↓ 下の地図はクリックすると拡大します。私が住んでいたリューネブルクはハンブルクの東南に位置する郊外の町ですが、その周辺は典型的な北ドイツの農村で、特に「バルドヴィック Bardowick」と「ネエッツェ Neetze」はシュパーゲルの産地として地元の人々には知られています。

↓↓ 下の地図はクリックすると拡大します。リューネブルクからネエッツェには、森と畑の中の長閑な田舎道を通っていきます。定期運航される列車は無いようですが、Bahnstrecke Lüneburg–Bleckedeという路線があり、村には Bahnhof Strasseや Am Bahnhofという名前の通りがあります。

Neetzeには Strampeという農家が、シュパーゲルや蜂蜜、イチゴなどを生産し自家販売しています。季節になるとリューネブルクの市内まで、移動販売車がシュパーゲルを満載でやってきます。

↓↓ ホテルの概観はこんな感じ。バス停の向こう側に見える入り口から入るとレストランです。

私が駐在していたころのシェフは、シュパーゲルの茹で方を事細かく教えてくれました。ちゃんとは覚えてはいないんですが(笑)「シュパーゲルを剥いた皮も一緒に茹でる」「塩の他にバターと砂糖を入れて茹でる」「茹で上がって直ぐではなく、暫く寝かせる(冷蔵庫で一日・・・と言ったようなかすかな記憶が・・・ホンマかな~?(笑))」というような話でした。ちなみに、茹で汁は「Spargelwasser」と言って、味を若干調整してスープのようにして供されます。確かタダ(笑)

地元の友人と・・・

デザートは北ドイツの定番「ローテグリュッツェ rote Grütze

シュパーゲルの話(2) Spargelzeit -2-からに続きます。

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