- 2019-11-22
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三十年前のドイツ(35):1989年11月9日ベルリンの壁崩壊(2)からの続きです。
さて、ベルリンの壁は崩壊しました。もともと、新しい旅行法案は11月10日に発効し、東独市民は「ちゃんとした手続きをすれば」文面上は10日からはベルリンの壁や東西ドイツ国境にある検問所から西独に出国(東独の思惑では「秩序ある出国」)が可能になることになっていました。それをシャボウスキー報道官が、勘違いで一日早く、かつ中途半端に発表してしまったので皆が検問所に殺到して、なし崩し的に壁が崩壊した・・・そんな経緯です。
壁の崩壊は確かにセンセーショナルな出来事ではありますが、結婚式が人生のクライマックスやハッピーエンドではなく、そこからが新たな局面や苦難の道のりのスタート(笑)であるように、東西ドイツの関係もここからが新たなスタートとなります。
とはいえ、ここ当面は東西ベルリン市民や全ドイツ国民は、28年ぶりに壁が無くなったことのオイフォリー(陶酔感)に酔いしれていました。
【1989.11.10 金曜日】
https://www.youtube.com/watch?v=E2lLkl6R8eA
一番早いタイミングでは西独 ZDFの深夜のニュース heuteです(リンクをコピペしてYouTubeでご覧ください。他のブラウザでの再生はブロックされています)
お馴染み Tagesschauは朝になってからのニュースがアップされています
Tagesschauは2部に分かれて YouTubeにアップされており、これは第2部です
東独の国営放送 Aktuelle Kameraです
こちらはラジオの実況ニュースです。興奮が伝わってきます。
【1989.11.11 土曜日】
壁が開いて2日目の Tagesschauです
(この項、後日補足・加筆予定です)
三十年前のドイツ(37):1989年11月10日金曜日・12日日曜日 東西ドイツ国境に続きます。