- 2024-7-15
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★★ シュテンダール Stendal -5- からの続きです
Altstadt Hotel Speisekammer-Stendal
シュテンダールのレストラン紹介シリーズ第二弾は、泊まった「Altstadt Hotel」の「Speisekammer-Stendal」です。
場所は前回の「Hotel Schwarzer Adler」から徒歩2分、Breite Strasseに出て左に曲がった角にあります。比較的最近オープンしたホテルのようで、内装も新しくいい感じです。
今回予約する際に、駅へのアクセスが一番いい駅前ホテル(Hotel am Bahnhof)にしたかったのですが、4日間通しで空いていなかったので、次善の選択として Altstadt Hotelと Hotel Schwarzer Adlerで迷ったんです。まあ、結果としては甲乙つけ難いという感じですね。
Altmark(このあたり一帯)の郷土料理があるかと思いましたが、あまり特別っぽいのは無かったので、この時期お約束のシュパーゲルにしようと思います。まずはシュパーゲルには、これもお約束の辛口白ワインを注文します。ドイツでグラスワインの最小単位は 200mlです。日本だと 120mlというところが多いのですが、あれはケチ臭くていけません(笑)
右上のメニューはクリックすると拡大しますが、ちょっと気になるものがあります。「Schnitzel vom Schweinelachs」!え?その下の方には「Lachsfilet mit Haut gebraten」というのもあります。
なんだろう?Schnitzelとあるのであれには違いないと思うのですが Schweinelachsというのはあまり聞いたことがありません。少なくとも西側では・・・
独語 Wikipediaで調べてみるとこういうことのようです。「Lachsは、屠殺された動物、特に豚(ポークサーモンまたはサーモンミート)、子牛(仔牛サーモン)、子羊(ラムサーモン)の背中の芯の筋肉(長背筋、最長筋)を指す厨房用語である。肋骨またはロースカットの一部である。
Lachsは、同じような形状のヒレ肉よりも大きく、色も淡く、赤身も同程度であるが、その組織はやや繊維質が多く、乾燥している。腱はないが、外側に腱板の銀色の薄皮が残っていることもある。
Lachsはステーキのように調理することもできるが(いわゆるミニッツ・ステーキ)、乾燥しやすいため、通常はフライや グリルにする。ポークサーモンは生鮭肉や 鮭ハムの原料にもなる。
Richard Hering’s Lexikon der Kücheによると、豚肉の「Lachs(サーモン)」という言葉は、豚ロースから脂肪と腱をすべて取り除き(「パリエ」)、ピンク色に見えることから一般的になった」とあります。
わ~お!なんだこりゃ(笑)普通、シュパーゲル料理というとシュパーゲルが主役で、脇役として生ハムやら鮭のフィレやらシュニッツェルが付け合せてあるんだけど、これはどう見てもシュニッツェルが主役じゃんか(笑)
それとシュパーゲルのかかっている茶色のソース・・・シュパーゲルには Sauce Hollandaiseという卵黄ベースのソースか、Heisse Butterというシンプルな溶かしバターが一般的ですが、主に旧東独では Braune Butterという「バターにパン粉を混ぜて炒めた」ソースも一般的なようです。かつて同じ Sachsen-Anhalt州の Ballenstedtで食べたことがあります。
ちょっとシュニッツェルが重かったので食後にはシュナップスを一杯やって消化を助けます(ホンマに助けられるのか?(笑)) 今回はマルタ十字がシンボルの Malteser Aquavitを選びました。ちょっと癖はありますが、その癖がまた癖になるシュナップスです(笑)
ここはホテルの中のレストランなので、結局寝る前にまた来てクラフトビールをもう一杯?(二杯?(笑))呑んでから寝ます。至福だなあ(笑)