「リストラについて考える」記事への反響

今回の「リストラについて考える」には、よほど読者の皆様の関心を惹いたのか、タイムリーだったのか、大変大きな反響を頂きました。開封数も記録的な数字でしたし、また多くのご意見も頂きました。年度末に集計しても「一番読まれた記事」のトップ3には入ることでしょう。

ただ、その全てが「その通り!」「御意!」「おっしゃる通りですね」という熱い支持を頂いたのには少々驚きました。中には「日経新聞の社説に載せていただきたいような、企業経営者全員が認識すべき内容だと思います」というご意見さえ頂きました。

私としては自信をもって、ごく当たり前の正論を展開したまでです。だいたい明確な意見に対しては 80:20の法則で、2割くらいはアンチや反論があるものと思っていたので意外といえば意外でした。引き続きご意見は受け付けます。経営側からの反論を頂きたいものです。

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またご自身もリストラに遭われた方からは「何度かリストラがあったが、そのたびに出世する管理職が居た」という話もありました。リストラを上手くやったということで出世していったのでしょう。また「責任を感じて辞めるような人はとっくに辞めている。結果としてそんな感性のない人ばかりが残っているのでは?」というご意見もありました。そうか・・・そういうことなのか・・・

いずれにしても「会社にリストラを必要とする事態をもたらしたのは経営陣・幹部であり、一般社員ではない!そこに対するパニッシュメントのない『非対称なリストラ』は有り得ない!どちらが先かと言えば、まず経営陣・幹部の責任を明確にして応分の対応をするべし!」という、当たり前の論理が通らないような会社は、もう世の中から見放されるでしょう。

応分の対応というのは、賞与の返上や給与の減額などでお茶を濁すのではなく、下々に求めるのと同じ(以上)の雇用の喪失を伴うものであるべきです。そうでないと正当性も無く、痛みも分からず、全く納得感が得られないでしょう。

 

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