富士フイルムビジネスイノベーション:プリントヘッドの駆動技術を新開発

商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向け

高精細な画質と毎分105m以上の高速印刷を両立する

プリントヘッドの駆動技術を新開発

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜直樹)は、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1200×1200dpiの解像度による高精細な画質と、毎分105m以上の高速印刷を両立する、プリントヘッドの駆動技術を新たに開発しました。

印刷業界では、人手不足に伴い業務効率化への対応が迫られる中、生産性の向上が重要な課題となっています。そのため、印刷会社には、オペレーターの作業負担を軽減するため、高品質な印刷物を安定的に生産するための最適な生産設備や印刷技術が求められています。

今回開発した技術は、高精細な画質を保ちながら印刷速度を高速化するために、インクの最適な吐出状態を制御する駆動技術です。富士フイルムグループは、従来より高性能インクジェットヘッド「SAMBAヘッド」をインクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズに搭載※1してきました。「SAMBAヘッド」は、プリントヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることでインクの乾燥を抑制しノズル詰まりを防止。常にインクの最適な吐出状態を維持し、長時間の連続印刷でも安定的に高画質な印刷が可能です。今回の新技術は、「SAMBAヘッド」を活用し、1200 × 1200dpi の解像度で高精細な画質を維持しながら、毎分105m以上の高速印刷を同時に実現します。

当社は、今回のプリントヘッドの駆動技術を搭載した高速ロール紙カラーインクジェットプリンターの新商品開発に着手しています。新商品の国内販売は、2024年冬以降の予定です。

「SAMBAヘッド」

※1:Jet Press 2150CFG、Jet Press 750S

富士フイルムビジネスイノベーションについて
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