業界各社 2025年度第1四半期決算発表状況:リコー

業界各社の第1四半期決算状況を見ていきます。今回は 8月 7日に発表したリコーです

増収増益です。1.1%とはいえ増収を確保した形です。利益も増益ですが、富士フイルムと同じく昨年は後半に円安の追い風を受けて自らハードルを上げたので、ここでもっと貯金を作っておきたかったところですね。

年間見通しは売上高・営業利益とも期初の見通しを変えていません。

細かい内容の開示はありませんがアホと端ぷ関税の影響は 130億円と見ているということでしょうか?

また為替は「$が 140円・€が 155円」と直近のレートからは少し乖離したものを見直していません。まあ、貯金と言うことなんでしょう。Q1なので良しとしましょう。

それより私としていまだにピンとこないのは、このセグメントの分け方です。まあ、企業によってセグメントをどう切るかというのは自由なので私が慣れないといけないのでしょうが、「生産・開発」と「販売」を一つの事業で分けるものか?・・・このあたりは個人的に違和感があります。

更に違和感があるのは「デジタルサービス」という言葉です。ハード・ノンハードというのもこの業界独特の言い回しですが、デジタル・サービスに至っては「この比率を上げること」を企業の旗印に掲げてなにか意味が合うのでしょうか?

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