業界各社 2025年度第1四半期決算発表状況:理想科学

業界各社の第1四半期決算状況を見ていきます。今回は 7月 31日に発表した理想科学です。

減収減益となっています。同社は決算説明会資料を上半期決算と年間決算期の2回のみ公開するということで、今回発表の詳細は公開していません。決算短信には事実のみが淡々と記載されています、

年間見通しは変更していません。またこういった状況下で自社株買いを公表しています。

まあ、なにやらツッコミどころが無くて拍子抜けの感は否めません(笑)同社は東芝 TECのインクジェットヘッド事業を買収して子会社化したわけですが、その大半は理想科学の高速シングルパスプリンター Orphisや Valezus向けのもので、子会社化後は原価として認識されることになり、外販分のみが売上高の純増となる構造です。

ここを伸ばすためには(国内市場は無いに等しいので)海外市場の開拓を本格化させることになります。東芝 TECは以前ベルギーにヘッド顧客開拓のパートナーがありましたが、ここで理想科学としての自社拠点(駐在員事務所)をドイツ・ハンブルクに設置したようです。

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