誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(102)ポツダム Potsdam -1-

ブランデンブルク州の州都ポツダム Potsdamをご紹介します。

「誰も知らないドイツの町」と銘打ったこのシリーズは「え?そんな町があったの?知らなかったなあ」というようなところをご紹介するのが本来の趣旨ではあるのですが、まあたまにはこういう町も出てきます。ポツダムの名前を聞いたことがないという方は流石にいないでしょう。戦勝国が日本の戦後体制を話し合い、最後通牒を突き付け、日本の運命を決定づけることになったあのポツダム宣言が出された町として日本人の脳裏に刻まれている町です。ということで★はありません。

またブランデンブルク州の州都(前章でご紹介したブランデンブルクではありません)でもあり、ホーエンツォレルン家の王都でもあり数々の世界遺産クラスの建物や史跡がある町です。人口が 18万人とドイツの町としては大きめなので★★★の町のようにくまなく歩きまわって隅々までご紹介するわけにはいかず、オイシイところをほんの少しという形になりそうですがご容赦ください。

Wappen Lage Data

独語 Wikipedia
Stadt Brandenburg an der Havel の公式サイト
Liste der Baudenkmale in Brandenburg an der Havel

場所はベルリンの南南東約 30kmあたり、前回ご紹介したブランデンブルクに行く途中の真ん中からちょっとベルリン寄りというところです。この辺りは謂わば水郷地帯のようになっており、ポツダムもそういう水辺にあります。

ちなみにポツダムの右斜め上、水がちょっと右に食い込んでいる部分がありますが、これがいわゆるヴァンゼー(Wannsee)で、ベルリンのちょっとした郊外リゾートです。また「ユダヤ人問題の最終解決」をナチスの幹部たちが話し合ったヴァンゼー会議もこの湖に面した別荘で開かれたのです。

この日は先にブランデンブルクに行き、ベルリンに戻る列車に乗ってのアプローチです。天気がいいので湖(川?)がさわやかでいい感じです。

Potsdam中央駅近くからはこんな風景が見えます。なかなかゴージャス!

ポツダム Potsdam -2- に続きます

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