誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(61):★★★ロェーバウ Löbau -5-

★★★ロェーバウ Löbau -4- からの続きです

プロテスタント・ルーテル教会

“サンクト・ニコライ”

教会に関する最初の記録は1293年に遡り、当時はおそらくロマネスク様式の聖堂で、聖歌隊席のある建物であった。13世紀の終わり頃、聖歌隊と東側湾の下の地下聖堂が拡張され、教会はゴシック様式で2廊式のホール教会として再建された。3本の八角形の柱がリブ構造の丸天井を支えている。

1739年から1742年にかけて、ニーデルクナースドルフの住民のための増築として南通路が加えられた。同時に、塔はバロック様式の外観となった。ルートヴィヒ・ゴッティルフ・メッケルの指揮による1884年/1885年の修復の際、聖なる歴史の絵が描かれた回廊の手すりなど、教会内部の貴重な調度品が失われた。11,000人の処女に捧げられた石造りの祭壇は、1885年に砂岩製の新しいものに取り替えられた。新しいオーク材の祭壇には最後の晩餐が描かれ、ノイシュタット/サの教会がモデルとなっている。

1933年から34年にかけて、ドレスデンの建築家カール・リヒターが聖堂、オルガン、説教壇を改築した。

1980年代にさらなる改修工事が行われた。教会は1520年に最初のオルガンを受け取り、1615年に設置された新しいオルガンは、1884年にオイール社によって交換された。この楽器は1935年にも大規模な改築が行われ、かなりの消耗が見られたため、1992年に新しいオイール社のオルガンが設置された。1730年当時、教会には5つの鐘があり、そのうち3つは宗教改革以前のものだった。16世紀に作られた大きな鐘ともっと若い鐘は1896年に溶かされ、教会には3つの鐘からなる新しい鐘が設置された。2つの大きな鐘は第二次世界大戦中に溶かされた。現在の塔は1895/96年に建てられたもので、高さは83.5メートル。教会の名前の由来となった守護聖人ニコラスは、この町を交易の中心地として特徴づけている。

ケーキ屋さんがあり舗道にテーブルと椅子を出しています・・・が、人は居ませんね。午後1時前なのでまだ昼食時なのでしょうか・・・後で寄ってみようと思います。ラートハウスの塔が見えています。大した距離ではないんですが、あちこち興味深いものを見つけては立ち寄るのでなかなか辿り着けません(笑)

ある意味、旧東独の名残や雰囲気を残す衣料品店(Mode)があります。建物の外観の印象に引きずられている分を割り引いても、お世辞にも「ファッショナブル」という感じがしません。記事がある程度纏まったら「MODE」の店の写真特集をしてみようかな(笑)

マルクト広場が見えています。

次回はいよいよマルクト広場です。

★★★ロェーバウ Löbau -6- に続きます

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