欧州放浪の総括(8)纏めと放浪のススメ -2- 戦利品?

欧州放浪の総括(7)纏めと放浪のススメ -1- からの続きです

「放浪のススメ」と銘打ったからには何らかそういう趣旨の纏めにしたいと思っていますが、その前に自分が土産として買い込んできたものを公開します。土産・・・って、普通は待っている人に差し上げるものでしょうが、私の場合は殆ど自分の楽しみの為のものです。どんだけ我儘やねん(笑)

【書籍・印刷物・絵葉書の類】

右の書籍は、戦前は Mecklenburgの裕福な農家のオーナーだった家族の女性が、大戦末期から戦後にかけて、進軍・駐留するソ連赤軍兵士達から安全を求めて、幼子を連れて隠れながら逃げた自伝的ノンフィクションです。

旧東独の北西部にあたる Mecklenburgと呼ばれる地域は、Pommernや Brandenburgなどの北東部とは異なり殆ど破壊されないままソ連の支配下に置かれますが、ナチスドイツへの復讐心に燃えたソ連赤軍兵による破壊・放火・掠奪・強姦などが頻発しました。

こういう事実は無数にあるのですが、旧ソ連の支配下に置かれた旧東独の社会主義統一党(SED)政権下では殆ど語られることはなく(実質的に語るのを禁じられていた)東西ドイツ統一、あるいはそこに至る旧東独の政治的転換点(Wende)を迎えてから漸く自由に語られることになったのです。

・・・あ、ここはそういう歴史に深いりする局面じゃないですね(笑)私が住んでいた Niedersachsen州の Lüneburgはエルベ川を挟んで Mecklenburg(-Vorpommern州)の対岸にあり、国境が開いて真っ先にドライブしに行ったのがこのあたりだったので、いろいろ思い入れがあるのです。

この本は Parchimという町の小さな本屋の店頭でたまたま見かけ・・・いやいや、こういう本を見境も無く買ってたらキリがない、この先荷物が重くなって大変なことになるぞ!と、経験的に分っているので、一旦は店先を通り過ぎたのですが、50メートルほど歩いたところで、どうしても気になって引き返し購入したものです。

右の書籍は Essenという町で見学したシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)ですが、これもつい気になって購入したものです。


気になったことは全部やる!気になったものは全部買う(笑)ここでこれをゲットしないで後悔しないか?判断基準はそれだけです(笑)

↑↑ 画像はクリックするとスライドショーになります。この他に「食堂車のメニュー、博物館や教会のパンフレット、ビールのコースター、街歩き地図」などの類をキロ単位で持ち帰っていますが、キリがないので割愛します(笑)

まあ、こういうノリで書籍や印刷物を集めていると、帰国便に乗る頃には荷物の重さが大変なことになります。航空貨物を積み下ろしする職員の保護の為、一つの荷物の重量は確か 32kgの制限が設けられていますが、計測したら 35kgだったことがあり減らすように指示されたことがあります。仕方なく書籍を3冊出したら 30kgまで減った=書籍は 1.67km/冊だったのです。ドイツの本は重い!

今回はもうハラを決めてスーツケースをひとつ購入しました。持ち込み手荷物総重量許容量も多いので図に乗ってしまいました(笑)累計では、本棚はエライことになっています(笑)

【食品・食材・酒類】

キャプション無しで写真を並べます。流石に重くなるので、殆どのアイテムは最終日に Duisburgの ALDIで買ったものです。画像はクリックするとスライドショーになります。

次回、いよいよ最終回です。

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