業界各社 2025年度第1四半期決算発表状況:キヤノン

業界各社の決算状況を見ていきます。をキヤノンの場合は暦年決算なのでここで開示されたのは 2025年度の第1四半期決算ということになります。

売上高は 7.1%の伸び、営業利益率も 20.5%の伸び、営業利益率も 9.1%とまずまず無難な滑り出しにと見えています。進捗率も、売上高で 22.8%、営業利益で 20.7%と、まだ第1四半期なので特段の異常は感じません。

3か月前に公表したばかりの年間見通しを、早くも修正しています。何でしょう?

3か月前の見通しから 860億円、営業利益で 530億円下方修正しています。流石キヤノンともなると規模が超デカいですね・・・

要はトランプ関税の影響と、ここで為替が少し円高に振れているのを見直したということですね。手順としては「日本から米国連結販社に輸出するものに対し、トランプ関税がかかり米国連結販社にとってコストアップとなる。これを米国連結販社が価格転嫁して顧客(あるいはディーラー)への販売価格を上げることによって吸収する。しかしながら値上げは需要の減退を招くので、その分は減収要因となる」・・・というようなことでしょう。まあ、現段階では、あの気まぐれ爺さんが何をやらかすかわからないので、とりあえず、引き続き成り行きを見守るということでしょうね!まったくお騒がせ爺さんには困ったもんです。

関連記事

ページ上部へ戻る