2024年:放浪の費用分析

一昨年は3週間、昨年は6週間、そして今年も仕事と絡めて4週間の欧州放浪をしてきました。昨年はいくつか大きなテーマを持って旅をしましたが、今年も昨年ほどではないにしても「旧ドイツ領の内(昨年行ったポメルンや東プロイセンではなく)シュレジエン Schlesienを探訪してきました。場所でいえばポーランドのヴロツワフ(Wroclaw:ドイツ語で Breslau)周辺の町になります。またドイツのテューリンゲンの町の探訪も進めました。もう残っている場所は数えるほど・・・このあたりはまた別途書きますが、今回はかかった費用の分析と昨年との比較に絞って公開します。

総額で 140万円強、昨年は下の表のように6週間で 200万円強だったので、概ね日数比例となっています。しかしよく見ると航空券は1割程高くなっており、ユーレイルパスも昨年の2ヵ月より今年の1ヵ月パスの方が高くなっています。この辺は昨年が円/ユーロが 160円程度だったのに対し、今年は 170円くらいと「円安効果」を受けてしまったものと考えられます。

費用全体に対する各費目の比率で見ても、対昨年比で今年は航空券の比率が高く、日数が少ない分宿泊費の比率が低くなっています。

宿泊費の深掘り

今回の放浪で昨年との一番の違いは「一泊当たりの宿泊費」です。下の表のように昨年が約 2万円弱だったのに対し、今年は 1.4万円前後と 5.000円以上安くなっています。これはひとえに Airbnb(エアービーアンドビー)を利用した効果です。Airbnbについては別途書きますが、老後に私のような放浪をお考えの諸氏には朗報だと思います。

今回の放浪ですが、drupaとベルリンの Quantica訪問のみに絞った出張をすると 921,675円で済みますが、それに約 50万円ほど追加するだけで 3週間の放浪、それも好きな町ばかり集めた放浪ができたことになります。逆にみれば、その私用だけに絞れば 1,176,944円かかることになりますが、それに僅か 27万円ほど追加するだけで 4年に一度の drupaと、ベルリンに本拠を置く高粘度インクジェットで名を馳せるベンチャー Quanticaに出張できたことになります。

以上、「高齢者になったのを機に自分にご褒美を」とか「バッハにゆかりの町を全て訪問してみたい」・・・などと、長期でヨーロッパの旅をお考えの諸氏のご参考になればと思います。

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