- 2023-4-27
- トピックス
各社の 2023年 3月期の決算発表が始まりました。キヤノンやローランド DGなどは暦年決算なので、2023年度第1四半期決算の発表ということになります。
連休前に発表がある(あった)のはキヤノン(26日)とエプソン(28日)で、他の会社は連休明けになります。
第1四半期は一言で申せば「ご立派!」としか言いようが有りません。何か一つや二つくらいアラ探しをして突っ込んでみたいとも思うんですが、そんな気分も萎えますね(笑)キヤノンの皆さん、おめでとうございます!これで政府が期待している賃上げやボーナス増額もガッチリ勝ち取れますね(笑)
ハイハイ、そうですか(笑)
ビジネスユニット別に見ると・・・プリンティングはトナー製品とインクジェット製品の合計なので細かくは分かりませんが、説明には「プリンターの消耗品が景気の影響を受け減益」とあります。まあこれも何のプリンターかは分かりませんが、継続して要ウォッチ項目でしょうね。
あと、門外漢なので分かりませんが、メディカルの利益率って意外と低いんですね。これって、富士フイルムとバトルして手に入れた東芝メディカルの事業が含まれているんですよね?それを含めて5%程度の営業利益率なんですか?・・・なんか、肌感覚に合わない気がします。のれん代の償却がここに直課されているんですかね?誰か、教えてください(笑)
年間見通しは売上高・営業利益とも、もう早速第1四半期から上方修正しています。ちょっと、あざとくね?(笑)「あざとくて、何が悪いの?」って田中みな実に言われちゃいそうですが(笑)売上高の方はグラフでは判り辛いですが、営業利益は 200億円も上方修正しています。
4つのビジネスユニットともに、増収増益を計画ですってさ!是非是非、それを実現する社員・派遣さんも含めた全ユニットの従業員さんに賃上げ・ボーナス増額で報いてあげて下さいね!
プリンティングはQ1は減益だったけど、通年では回復する・出来ると見ているんですね。メディカルの利益率もQ1は 5.3%、実額で 69億円だったのが、通年では 7.6%、実額で 434億円まで回復する・出来ると言っているワケですね。
引き算すると、残り9か月のプリンティングの利益率は 10%、メディカルの利益率は 8.3%に改善するよ~!と言っているワケですね。具体策が書いてあればよかったんですが・・・いや、信用します。信用して次の第2四半期の結果を楽しみにしています!まあ、為替レートを「$=130円、€=140円」で据え置くって書いてあるので、直近のレートだけでもプラス方向なんだろ~な~・・・
まあ、細かいことを書きましたが・・・総じていえば大変立派な成績ですし、かつ瞬間風速ではなく、この数年着実に業績を上げてきているのは、お世辞抜きで立派としか言いようはありません。読者の皆さんが私に期待しているのは「ちょっと辛口」で何か言ってよ・・・てなことではないかと自覚していますが(笑)細かいことは別として、この数年の実績にケチをつけるほど私の性格は悪くないつもりです(笑)
これだけシッカリした業績を上げている企業としてのキヤノンの課題って、逆になんなんだろうな~・・・と真面目に考えています。上の余白は、それを書きかけて消した痕跡です(嘘です(笑))でも・・・「4つのビジネスユニットともに、増収増益を計画しています」と、順風満帆だよ~!と笑顔を作っているキヤノンにターニングポイントが訪れるとしたら・・・それはなんなんだろう?と考えてしまいますね。
初めて告白しますが、私が今でいう就活をしていた 1976年(昭和 51年)・・・写真が好きだったのでターゲットは小西六写真工業・富士写真フイルム・キヤノンだったんですよ。当時、ゼロックスに続いて乾式複写機が小西六のユービックスとキヤノンから発売されて・・・試験の前のノートコピーには随分お世話になったし、F0.95なんてとんでもなく明るいレンズを発売したのもキヤノンだったし・・・まあ、結局縁あって小西六に入社することになるんですが・・・ずっと気になっている企業なんですよね。
そのあたりを書き始めるとかなり長くなり本が一冊書けそうなので、別の機会に譲ります。もう一つのターゲットだった富士フイルムへの想いも本が一冊書けそうです。じゃ、なんで小西六写真に?たまたま、最初にフラフラと日本橋室町にあった本社に行って、面談した採用担当の人が関西人で・・・妙にウマが合っちゃったんです。生来、サボり人間なので、ここで決まるならこれも縁かな~・・・とかなんとか思って、まあ、実質的にそのまま決まったようなもので、キヤノンと富士「写真」フイルムは訪問しなかったんです。ま、今の就活の厳しさとは全く違う時代の話でした。
あの時、小西六写真の採用担当がヤな感じの人だったら・・・私は御手洗さんか古森さんに仕えていたかもしれません・・・
大きく脱線してしまいましたが、ひょっとしたら貴方の部下になっていたかもしれない私から「代表取締役会長兼社長 CEO」の御手洗冨士夫さまに一言申し上げるとすれば「まずはQ1の好決算、おめでとうございます!是非、一番の貢献者としての従業員の皆様に還元してあげて下さい。そして・・・ 」