- 2025-6-16
- トピックス
IGAS 2007 の公式サイトが立ち上がりました。2027年 8月 5(木)~9(月)日の5日間開催のようです。印刷関係の展示会が全般的に勢いを失っている中で、2年後の展示会のアナウンス!まずはなんとか頑張って欲しいものです。
「日本の展示会は『やあやあ、お久しぶり!』と業界人同士が生存確認をする場と割り切った方がいい」との声もあり、また中国の展示会が勢いを増してくる中で、ドイツの展示会(drupaや FESPA)の一部のホールは中国勢に実効支配される中で、IGASはどんな思想でどんな運営をするのでしょうか?ま、それよりいったい誰が責任者なのでしょうか?
ケチをつけるつもりなど全くないのですが、日本の業界ジャーナリズムが「お出入り禁止」を恐れてか何も書かないので、一応私なりの懸念を表明しておきます。
1.なんでこの日程?
ここって一番暑い夏の真っ盛りでしょう?なんでこんな日程で開催するのでしょう?固有名詞でお聞きしたいです・・・この日程を最終的に決めたのはどなたですか?
そもそもここって多くの企業が夏季休業で、会社によっては一週間ぶち抜きで休んだりする日程ではないのでしょうか?まず日程が謎過ぎます。
2.中国企業とどう向き合うのでしょうか?
drupaにしても、先般の FESPAにしても一部のホールは「中国館」化しています。IGAS関係者の方々は drupaは当然視察されたことと思いますが、他の展示会には行かれましたか?業界ジャーナリストの方々もまず見かけませんが・・・そういう現状を鑑みてどういう戦略で臨まれるのでしょうか?要は「中国企業を誘致しないとホールが埋まらない vs そこのタガを外すと怒涛のように中国勢が押しかけ実効支配されてしまう(かも)」・・・という問題にどう向き合うのでしょうか?
まあ、中国企業が怒涛のように押しかけるならまだいいことかもしれません。中国の展示会が勢いを増している中では、彼らはもう(面倒くさい)日本の市場なんて捨てているかもしれません。その際は「積極的に誘致に出かけるのでしょうか」?あるいは流れに任せて来るものは拒まず、去る者は追わずというスタンスで行くのでしょうか?中国にどう向き合うのか?責任者はどなたですか?
3.主催者がどうなんでしょう?
主催は「一般社団法人日本印刷産業機械工業会」と「プリプレス&デジタルプリンティング機材協議会」と言うことになっています。前者はいいとして、後者はいったい何をやっている組織なのでしょうか?私にとってはかねてから謎の組織です。一応ホームページはあります。
http://www.print-info.co.jp/JPPSSA/jppssa-4.html
このホームページがとんでもない謎です(笑)いつから更新していないのか・・・アリバイ的に最初に作ってメンテしていないことがバレバレです(笑)IGAS2022のバナーが貼ってあるだけでもうバレバレですが、他にも例えば「活動内容」とありますが活動報告は皆無です。「組織」という項目に会社の名前は列挙されていますが、責任者・担当者の名前がありません。人は頻繁に変わるから略している?いえいえ無責任体制の表れです。
極めつけは「入会案内」です。会員になると出展費用が割引になるようですが、そこに引いてある例が「例えばlGAS2018の場合、1小間あたり8万円の割引」なって書いてあります(笑)このサイトをメンテする責任者はどなたですか?そもそもする気が無いとしか見えませんが?
ついでに書いておくと「一般社団法人日本印刷産業機械工業会」のサイトもいい加減謎です。右上に「English」とある英語サイトをクリックしてみてください。
2009年ってなんだよ(笑)で、ここをクリックするとジャンプ先は日本語サイトです!なにやってんだか・・・
4.海外プレスの扱い
IGAS 2022の時に書いたこちらの記事を是非ご参照ください。IGASには海外メディアをちゃんと扱おうという姿勢が皆無です。これでは海外からはメディアは来ませんね。と言うことは日本で開催されている IGASの国際的な情報発信はゼロだということです!それはとりもなおさず「存在感が皆無」ということに他なりません!IGAS 2027までにはまだ時間があります!
それまでに少なくとも上記の懸念程度にはちゃんとした答えを出して頂きたいものです。