FESPAのプレスルーム:日本人ジャーナリストは皆無

FESPAの会場である Fira Barcelona Gran Viaには当たり前のようにプレスルームがあります。まあこちらの記事にも書きましたが一般に見本市会場には業界ジャーナリスト達が集まり、そこで食事をしたりくつろいだり、業界仲間と情報交換したり、速報記事を書いたりしています。

東京ビッグサイトにはプレスルームは無く、倉庫のような窓のないスペースを急場しのぎでプレスルームとして転用するなんて残念な状態です。

そこで久しぶりに会った上の写真の人物はドイツの権威ある印刷業界誌「Deutscher Drucker」の編集長 Bernhardt Niemela氏です。彼とは 2012年の drupaで私がコニカミノルタの IJ印刷機「KM-1」の責任者として記者会見をして以来の関係です。

Wikipediaによると「Deutscher Druckerは、印刷業界向けのドイツ語圏で最も歴史のある専門誌である。1894年に Deutscher Buch- und Steindruckerとして創刊されたが、第二次世界大戦中に発行を休止せざるを得なかった。しかし、1965年にシュトゥットガルトでクルト・コールハマーによって再創刊された。1991年には、ライプツィヒで発行されていた専門誌 Papier und Druckと統合された」(ちなみに日本の「印刷雑誌」も 1891年創刊だそうなので同じように由緒ある業界専門誌です)

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発行元は、エブナー・メディア・グループ(Ebner Media Group GmbH & Co. KG)の支社であるドイチェル・ドルクアー出版社(Deutscher Drucker Verlag)。編集部の所在地は、シュトゥットガルト近郊のオストフィルダーンです。同誌は2009年11月にリニューアルが行われました。これに伴い、コンテンツ構成の見直しや、新しい誌面サイズ(230 mm × 300 mm)への変更などが実施された。

Deutscher Drucker Verlagsgesellschaft社は、印刷業界向けにその他の専門出版物(例えば、年4回発行される専門誌『Grafische Palette』など)を発行しており、IVW認定のインターネットポータルサイト『print.de』も運営している。

特徴

本誌は、印刷・メディア業界および関連分野全般を対象とした専門誌です。ドイツ語圏で唯一、年24回発行される印刷専門誌です。『Deutscher Drucker』は、ニュースや経営情報を扱う「最新情報」セクションと、レポート、インタビュー、技術専門記事を掲載する「技術」セクションという構成になっています。内容としては、プリプレス、オフセット印刷、デジタル印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、タンポ印刷といった印刷プロセスに加え、印刷後加工についても取り上げている。さらに別のコーナーでは、印刷会社の「顧客と市場」という分野を特集している。

『Der Deutsche Drucker』は、欧州14カ国の専門誌が加盟する情報ネットワーク「Eurographic Press(EP)」のドイツにおける唯一の加盟誌。また、この専門誌は1970年代より、印刷・情報処理産業幹部協会(FDI)の公式情報機関としての役割も担っている。

本誌は、専門家や経営幹部、専門学校や大学の学生、プロユーザー、そして印刷・メディア産業の技術・経営管理部門全体を対象としている。

Druck&Medien Awards

2015年、2005年に創設された「Druck&Medien Awards」と2004年に創設された「PrintStars」は、Deutscher Drucker Verlagsgesellschaft(シュトゥットガルト近郊のオストフィルダーン)の傘下で「Druck&Medien Awards」として統合された。この業界賞は毎年秋に様々なカテゴリーで授与され、印刷製品およびその背景にある技術力、企業、そして印刷・メディア業界の人々を称えるものである。授賞式はベルリンで開催されるガラパーティーの一環として行われる。

さてプレスルームでは彼のほかにも大勢の業界の友人と会うことが出来ます。私は狭義のジャーナリストではありませんが、ブログに中立を旨とした記事を書いているのでジャーナリスト扱いをしてもらっています。

ここでちょっと残念に思うのは「日本の業界紙・誌の記者が一人もいない」ことです。取材に来ていないのでしょうか?あるいは日本には業界にジャーナリズムは無いのでしょうか?まあ、歴史的な円安なので来づらいのは分からないこともありません。でも「ゼロ」ってどうなんでしょうね?ちなみにあれだけの巨大市場の中国の業界紙・誌の記者も一人も見かけませんでした。

なにかバリアでもあるのでしょうか?そこらへんを克服して自然体でこういう場に出入りできるようにならないと、いつまでたっても国としてのステイタスを確立できずに終わる・・・ような気がします。

 

 

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