- 2024-6-29
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Airbnb（エアー・ビーアンドビー）･･･恐らく名前やざっくりとしたサービスくらいはご存じ。でも実際に使った方はまだ少ないのではないでしょうか？それも恐らく年代によって異なり、若い方は割と抵抗なく使い、高齢になるにしたがって利用率は減る･･･みたいな（笑）正直申して私も今回初めて使ってみた次第です。
かつて Booking.comでアパートを予約した際に、鍵の受け渡しや開け方で何度かトラブったことがトラウマになり、そこが安心なレセプションのあるホテルを選択しがちだったのですが、やはりこの円安とインフレでホテルの価格があまりに高くなってしまったので、まあ今回はやむに已まれず･･･という側面が大きいです。
タイプは２通りあって「オーナーが同じところに同居していて、その一室を提供するタイプ」「オーナーは別のところに住んでいて、独立したタイプ」･･･前者はすこし気が重いかなと感じますが、実際には干渉されることは殆ど無いが実態です。以下に今回利用した Airbnbをご紹介します。感触はそれぞれ異なりますが、評価はいずれも★３つ満点で★★★でした。
Berlin
Schönhauserallee駅から徒歩３分くらいのとても便利なところにあります。地図で見ると線路に近いので音がうるさいかなという懸念はありましたが、実際には５階建てくらいのアパート群の中庭に面した部屋なので非常に静かです。
オーナーは学校の先生とかで殆ど顔を合わせることはなく、合わせた時はとても親切な対応でした。廊下を挟んで隣の部屋に住んでいるのですが、殆ど気配も感じません。鍵は近くのコンビニに預けてあり、そこで名前を言ってピックアップします。
風呂場や台所は共用ですが、そこでも顔を合わせることはなかったです。まあ合わせてもオッケーですけどね（笑）むしろ顔を合わせて話ぐらいしたかったです（笑）
€219.5 = 36,322円 12,107円/泊 ベルリンでこれなら大満足！
駅からは歩くと 30分くらいなので路面電車に乗っていきます。特段の不便はありません。まあ、私は旅に出ると結構歩くのでそういう意味でも問題は無いんですけどね。
ここもアパートの３階（ドイツ流では２階と表現）にある部屋ですが、明るくて広く、綺麗に整理整頓されており非常にいい感じです。
ここのオーナーは韓国人ビジネスマンで、頻繁に顔を合わせて話し込みます。一緒にワインを開けたり、夕食を食べに行ったりして旧くからの友達のような感覚です。彼はラブラドール・レトリバーを飼っており、これがまた人懐っこい（笑）犬が嫌いな人にはどうかと思いますが、非常によく躾けられており愛らしい犬です。名前はジャングルブックからとった「モーグリ」といいます。鍵は手渡しです。
40,952円 10,988円/泊 犬がよほど苦手でなければオススメです！
ここはアパートというより Reihenhauという低層の集合住宅の一室です。オーナーは一階に住んでいますが、泊まる部屋は３階（ドイツ流で言うと２階）の屋根裏部屋 Dachgeschossですが、日本語感覚の屋根裏ではなく立派な部屋です。
Düsseldorf中央駅から、旧市街や Immermann Strasseなどの賑やかな方とは逆方向に路面電車で６駅乗ったところにある閑静な住宅街にあります。
風呂は日本でいう２階にありますが、特段オーナー家族と鉢合わせすることもなく気持ちよく使えます。トイレや洗面所は３階にあるので問題ありません。オーナーの女性と何度か顔を合わせましたが、感じの良い女性です。鍵は手渡しです。
なんとここにもラブラドール・レトリバーがいました。よほど犬に憑かれているのか（笑）ご多聞に漏れず、ここのワンコもよく躾けられており、人懐っこいところも同じです。名前は「モリー（Molly）」･･･Bad Doberanの蒸気機関車と同じです（笑）
付近に飲食店やバーは少ないのですが、路面電車の駅を降りて次の駅まで歩く左手に何軒かあります。そのなかのコンビニには毎日通いトルコ人のにいちゃんと仲良くなりました（笑）
111,284円 15,899円/泊 他と比べて少々高めですが、なんせ drupa期間中ですからね！それを考慮すると安いと思います！
勝手知ったるリューネブルクですが、ドイツのソープオペラ「Rote Rosen」の舞台となったこともあり、リューネブルク・ハイデに咲くエリカの花のシーズン（８月）でもないのにホテルや民泊は満杯です。まあ、なんとかここを確保しました。
ここはかつてはホテルだったとのことでオーナーは同居してはおらず、顔を合わせることもありません。建物の中に何部屋かありその中の一室を借りるスタイルです。
ドイツの民泊（に限らず）はどこも清潔で安心感があります。ここもそんな一つです。駅からは 15分程歩きますが、特段の問題はありません。共用スペースはキッチンやリビング、２つの洗面所（＆シャワー）があります。居心地の良いペンションのような雰囲気です。鍵は建物の裏手にあるキーボックスで、メールで受け取った番号でボックスを開けます。
35,922円 11,974円/泊 人気観光地となったリューネブルクでこの値段なら納得です。ホテルは最低でもこの倍はします。
Copenhagen
ここは Stockholmまでの移動に際し、列車の乗り継ぎ地点として泊まりました。勿論 Nyhavnや Jazz Clubなどには行きましたが（笑）
「Where to sleep」という団体が運営しており、民泊というより実質的には若い人向けのホテルです。部屋は狭く･･･というかベッドが大きすぎて歩き回れる場所も、作業用のデスクもありません。トイレの清潔度もイマイチで、一泊だけならともかく長逗留にはオススメはしません。
唯一にして最大の利点は「コペンハーゲン中央駅の目の前」のあることです。重たいスーツケース持っており、翌日は早朝に出発する身としては、多少のことは許してしまいます（笑）セブンイレブンも建物の角にあり、そういう意味でも便利です。鍵は暗証番号で開けるタイプです。
14,476円/泊 ま、一泊なので許す（笑）
Gamla stanという旧市街の中にあり、ロケーションはこれ以上ないくらい抜群です。ドアを開ければ旧市街の通りがあり、様々な店、レストラン、居酒屋が軒を連ねています。鍵はスマホと Bluetoothを組み合わせた「Para key」という、あまり馴染みのない方式ですが迷うことはありません。
部屋は清潔でシャワーやトイレも共用ではなく部屋の中にあります。キッチンも食器も揃っておりなんの不満もありません。
地下鉄の駅まで５分なので荷物を持っていても苦になりません。
63,215円 21,072円/泊 高目ではありますが、そもそもストックホルムですからね。かつこのロケーションなら納得です。
以上、私の Airbnb初体験の記録です。今回宿泊費の平均は 14,000円/泊、昨年はホテルばかりだったので 20,000円弱/泊でした。もし今年もホテル主体だと円安が更に進んだので 22,000円/泊くらいはしたでしょう。（22,000 – 14,000) x 27 = 216,000円ほどの節約をしたことになります。
意外とハードルは高くありません。皆さんも是非 Airbnbを宿泊の選択肢に加えてみて下さい。
