- 2024-6-23
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株主総会に出てみた(1)からの続きです。
6月 18日(火曜日)コニカミノルタの株主総会に出てみました。昨年、結構突っ込んだ質問をしたので、今年は出ても当てられることはないだろうな・・・と思っていましたが、なんと手を挙げたら当てられました。へえ?そこは評価したいと思います(笑)私の質問は:
1. 昨年の総会である株主が「株価を上げて下さい」と発言した。それに対して大幸社長は「それが私の使命です!それが出来なければ私は辞任します」と仰った。その時の株価は 480円、それに対して本日只今現在 440円!上がりませんね?見解は?まあ、再建途上なのでこれで辞めろというつもりは無い。では過去の遺産の一掃が終わり、再び成長軌道に乗るという 2025年度の目標株価はいくらと設定しているのか?
2. 委員会の社外取締役に質問する。大幸社長は「委員会等設置会社がガバナンス上一番優れていると信じている」と仰った。ほんとにそうか?ちなみに昨年 12月 21日付で「コーポレートガバナンス報告書」というのが発行されている。ご存知ですよね、これ?知っているというなら何ページあったかご存知か?(なんと呆れたことに、一番優れたガバナンス形態の委員会取締役達は誰一人「コーポレートガバナンス報告書」を読んでいないことが判明!お笑いだ)
・・・しかし、あの報告書はなんだ?会社がこんな事態に陥っているというのに、それに対する言及は一言もなく、ただダラダラと「委員は規定に則り仕事をしました」ということが 60ページに亘って書いてあるだけ(エグゼクティブ・サマリーすらない!)。議長や社長の「自分の言葉での言及」くらいあってもいいのではないか?こんなもの単なるアリバイ作り以上の何物でもない。こんな茶番のような委員会設置会社なんて止めてはどうか?大幸社長はもっと本気になって自分の言葉で「魂の経営」をしたらどうか?
2. に関しては、議長の程近智氏はなんの根拠も示さず「機能している」「しっかりと厳しいことを言っている」という答え。大幸社長は「以前の体制は社長と前任の社長が議長ということで、どうしてもその2人に対する遠慮があった。今は社外取締役が議長なので緊張感を持って取締役会が運営されている」という答え。え?そうなの?議長が社外であることが必須なの?それって、大幸氏やその後継社長らは「社長を降りた後は議長にはならない」ということを言ってるわけですね?そうだったの?まさか執行役会長になったりはしないよね?(笑)
まあ、いずれにしても「ガバナンスを担う委員会取締役さえ読まないコーポレートガバナンス報告書」なんて茶番もいいところ。ガバナンスがしっかりしていてもこんな会社にしてしまったんでしょ?・・・機能などしていないではないの?今年の「コーポレートガバナンス報告書」の内容に期待しています(笑)
1. の 2025年度の目標株価については(計算式は覚えていないけど)なんらかの根拠で「1,050円」という明確な数字を得ました。ホンマですか?株価って結果に対する評価ではなく、先行期待値が反映されるという性質のものですよね?経営成績も重要ですが、それよりも社長のキャラや経営手腕への期待値の方がより重要ですよね?そこは分かっておられますよね?2025年といえばまだ成果は出ていない、でもこの社長なら期待が出来そう・・・大幸さんが努力すべきは、まずそこではないでしょうか?期待しています。